Kindleで手書きメモができる、ペン付属「Kindle Scribe」予約開始。iPadクラスのサイズと重さで47,980円から

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松尾公也

テクノエッジ編集部 シニアエディター / コミュニティストラテジスト @mazzo

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Amazonは9月29日、Kindleの新機種「Kindle Scribe」の予約受付を開始しました。スタイラスペンが付属し、Kindleとしては初めての手書き入力が可能です。ディスプレイサイズは最大の10.2インチ。発売予定日は11月30日(執筆時点での配送予定日には12月3~26日と幅があります)。価格は47,980円(スタンダードペン、16GB)から。ストレージは16GB、32GB、64GBから選べます。

充電不要でマグネットで本体側面に脱着できるペンはスタンダードとプレミアムの2種類。プレミアムには消しゴム機能、マーカー切り替えもできるショートカットボタンが付属します。単体価格は9980円なので、後から買うよりは、プレミアムペンのセットにしたほうがお得です(51,980円)。64GB、プレミアムペンのモリモリモデルの価格は59,980円。

Wi-Fiは802.11b、802.11g、802.11n対応。4Gはなし。これまでのハイエンドだったKindle Oasisの独自性は4Gネットワークが使えることとmicro USBくらいに。解像度は300dpiと、Kindle全ラインアップと同様です。

Kindle書籍に手書き付箋をつけることができるほか(マンガなど非対応コンテンツもあります)、PDFやWordファイルを取り込んで手書きアノテーションが可能。To-Doテンプレートも備えた手書きメモアプリも内蔵しています。

サイズは196×230×5.8mm。重さは433グラムと、電子ペーパーとはいえ、それなり。10.2インチのiPad(第9世代)が487グラムで49,800円ということを考えると少し理性的になれそうです(評判の悪い第1世代Apple Pencilがオプションとはいえ)。

形状やスペックは昨年楽天が発売したKobo Elipsaとかなり近いものですが、Kindle経済圏というメリットはあります。BOOXやHUAWEI MatePad Paperなど大型電子ペーパー端末も最近人気。Kindle Scribeはそれらへの対抗機種と考えることもできそうです。

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《松尾公也》
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