DJI JAPANがミニワイヤレスマイクの新モデル「DJI Mic Mini 2S」を発売しました。
Mic Miniシリーズとして初めて、トランスミッター単体での内部録音に対応します。
価格は1TX+1RXの構成が1万4300円、2TX+1RX+充電ケースのセットが2万7720円(いずれも税込)。
4月発売の「Mic Mini 2」に「S」が付いた型番ですが、トランスミッターは内部録音用のストレージを新たに搭載し、セット同梱のレシーバーも4台接続に対応する新規設計に置き換わるなど、機能に大きな差がある上位機種です。
■シリーズ初の内部録音、32-bitフロートなら約22時間

各トランスミッターに約14.5GBのストレージを内蔵し、デフォルトの24ビットモードで最長28時間、32-bitフロートでは約22時間のループ録音に対応します。
内部録音はレシーバーへ音声を伝送しながら本体側にも記録するため、電波が途切れたり、レシーバー側のPC等にトラブルがあっても、最悪マイク側には残る安心機能。レシーバーのバッテリー残量が少なくなると、トランスミッター側が自動で内部収録を始める仕組みも備えます。
最大 32-bitフロート収録は初期設定では無効で、アプリからの有効化が必要です。内部収録ファイルもデフォルトはアルゴリズム処理済みのファイルで、未処理の「オリジナルファイル」も選択できます。

SがつかないMic Mini 2と比較すると、トランスミッターの重量は約11gから約12gへ、1台のレシーバーに接続できるトランスミッターは2台から4台へ増えました。ただし4台構成にはトランスミッターの別途購入が必要です。
| 項目 | DJI Mic Mini 2S | DJI Mic Mini 2 | DJI Mic 3 | DJI Mic Mini |
|---|---|---|---|---|
| 価格(DJIストア) | 14,300円~ | 8,580円~ | 24,310円~ | 7,040円~ |
| トランスミッター重量 | 約12g | 約11g | 約12.5g | 約10g |
| 内部収録 | シングルファイル 約14.5GB | 非対応 | デュアルファイル 約27.9GB | 非対応 |
| 収録ビット深度 | 24bit/32bitフロート | - | 24bit/32bitフロート | - |
| 接続性能 | 4TX+1RX 異なるモデルにも伝送 | 2TX+1RX 異なるモデルにも伝送 | 4TX/8RX | 2TX/1RX |
| ノイズキャンセリング | 2段階AI | 2段階アクティブ | 2段階アクティブ | 2段階アクティブ |
| 音声トーンプリセット | 3つ | 3つ | 3つ | - |
| アダプティブゲイン | クリッピング制御 音量バランス | クリッピング制御 | クリッピング制御 音量バランス | クリッピング制御 |
| タイムコード | 非対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 |
| 駆動時間 | TX 11時間/RX 10時間 ケース併用 40時間 | TX 11.5時間/RX 10.5時間 ケース併用 48時間 | TX 8時間/RX 10時間 ケース併用 28時間 | TX 11.5時間/RX 10.5時間 ケース併用 48時間 |
トランスミッター重量はマグネティッククリップとマグネット本体を除く値。価格はDJI公式ストアの構成別最低価格(税込)。DJI Mic Mini 2Sの内部収録可能時間は24bitで約28時間、32bitフロートで約22時間。
駆動時間は下がっています。トランスミッターが11.5時間から11時間、レシーバーが10.5時間から10時間、充電ケース併用時の合計は48時間から40時間へ。内部録音のハードウェアを収めた分のトレードオフと見られます。
なお、この40時間はノイズキャンセリングと内部収録をいずれもオフにして測定した値。目玉機能を使いながらの数値ではありません。
■上位機Mic 3との違いはタイムコードと内部収録容量
32-bitフロート内部録音は、これまでDJI MicシリーズではMic 3のみが備える機能でした。Mic 3は約27.9GBのデュアルファイル内部収録、タイムコード、タッチ画面付きレシーバー、4TX+8RXに対応し、トランスミッターは約12.5g、駆動時間は8時間です。
Mic Mini 2Sはトランスミッターが約12g、駆動時間は11時間で、内部収録は約14.5GBのシングルファイル。タイムコードには対応しません。DJI公式ストア価格はMic 3が2万4310円から、Mic Mini 2Sが1万4300円からです。
社外では、RODEのワイヤレスゴー(第3世代)やHollylandのLARK MAX 2が32-bitフロート内部録音に対応しますが、いずれも3万円台以上の価格帯です。
■接続はMic Miniシリーズ内、Mic 2やMic 3とは非対応
レシーバーはMic Mini、Mic Mini 2のトランスミッターと混在接続でき、2Sトランスミッターは従来のMic Miniレシーバーやモバイルレシーバーにも繋がります。一方で、Mic 2やMic 3のトランスミッターとレシーバーには互換性がありません。
音声処理は2段階のAIノイズキャンセリングに加え、急激な音量上昇を抑える「クリッピングコントロール」、出力レベルを一定に保つ「ラウドネスバランス」を搭載。レギュラー、リッチ、ブライトの3種類の音声トーンプリセットも選べます。
トランスミッターはOsmo Pocket 4P、Osmo 360、Osmo Nano、Osmo Action 6などへ最大2台まで直接接続でき、レシーバーなしで48kHz/24ビットの音声を伝送します。














