空飛ぶカメラの新型 HOVERAir Versa発表 手持ちジンバルカメラがプロペラ装着で空撮対応、360度3D再構成やAI自動構図にも対応

テクノロジー AI
テクノエッジ編集部ピックアップ

テクノエッジ編集部がピックアップしたニュースをお伝えします。

空飛ぶカメラ「HOVERAir」のZERO ZERO ROBOTICSが、新型「HOVERAir VERSA」(バーサ)を発表しました。

今回の HOVERAir はプロペラ着脱式に進化。普段はポケットサイズの3軸ジンバルカメラとして手持ちで使い、プロペラユニットを装着すれば自律飛行で追跡や360度回転などに対応するロボット空撮カメラになります。


■カメラ部を切り離せる二部構成

VERSAは小型ディスプレイと操作部、3軸ジンバルを備えたカメラ本体と、着脱式のプロペラユニットからなる製品。

飛行時はコントローラーもスマートフォンも介さず、モードを選んで手から放つだけ。AIが被写体を認識して追尾します。飛行モードは被写体認識で自動追尾、対面で追跡、静止して向きだけ追尾、周囲を回転、急上昇して鳥瞰など10種類以上に対応。

HOVERAirによれば画質も向上しており、業界最高水準の画像処理プロセッサによりネオンや夕景のような高コントラスト環境でも暗部のディテールを残せるとしています。

似たようなコンセプトとしては、かつてGoProがカメラ部を外して使えるGoPro Karmaを販売していました。Karmaはあくまで「カメラユニットをドローンでもハンドグリップでも使い回せる」でしたが、HOVERAir Versa はドローン本体そのものがジンバルカメラで、飛行ユニットが着脱式というミニマムな構成です。

■AIがカメラ位置を決める構図提案、空間を再構成する「3D Worlds」

新機能のひとつAI Framingは、周囲の環境を解析してカメラの置き位置を提案し、位置が合うと自動クロップで構図を確定させる機能。

スマホなどの一般的な「AI構図」はせいぜいクロップやズームレベルのことが多く、Google Pixel が「もう一歩下がってください」などに対応していますが、Versa は周囲を認識してからカメラ自体の位置を提案するようです。

もうひとつは3D Worlds。被写体の周囲を360度飛行して撮影し、画像から3次元空間を再構成します。生成した空間は任意の角度から見ることができ、共有も可能です。

■ジンバルカメラとドローン、両方の激戦区へ

ポケットジンバルカメラは2026年6月にDJI「Osmo Pocket 4」シリーズとInsta360「Luna Ultra」が相次いで登場し、1インチセンサーやデュアルレンズなど高性能を軸に競う市場になっています。



DJI Osmo Pocket 4 エッセンシャル コンボ ポケットジンバル Vlog カメラ
¥77,660
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

一方の自動飛行カメラでは、HOVERAir自身がX1シリーズとAQUAで築いた領域にDJI「Neo」シリーズが並び立つ構図です。VERSAはその両方に片足ずつ乗せる製品ということになります。


DJI Neo ドローン カメラ付き 4K UHDカメラ搭載 小型ドローン
¥27,610
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

日本では100g以上が航空法上の無人航空機にあたり、機体登録やリモートIDなどが必要になります。HOVERAirはグローバル市場向け125gのX1に対し、日本向けに99gの「X1 Smart」を用意したこともありました。

とはいえ、100g未満であっても、重さの規定がない小型無人機等飛行禁止法や自治体のドローン禁止条例は適用され、公園や観光地等それぞれのルールで一律に禁止も少なくありません。飛ばしてよい場所かどうかが先に来る以上、100g以上の線引には手続き上で大きな意味があるものの、99g以下だからといってどこでも飛ばせるわけではないのが現実です。

一方で、HOVERAir X1 / X1 Smart は部屋から部屋にフォローしたり、単に三脚のかわりに空間にホバリングしたり、天井付近まで上って集合写真など、屋内でも活躍します。


新型 Versa は手持ちカメラモードが加わったことで、「買ったけど飛ばせないからあまり使わない」から「普段はジンバルカメラとして常用、飛ばせる場所では空撮」のアイテムになれる可能性があります。

■ 詳細仕様と価格、発売時期は未公表

現時点で公開されているのは機能の概要までで、センサーサイズ、記録解像度、重量、飛行時間といった仕様は明らかにされていません。価格と発売時期も今後発表予定です。

《テクノエッジ編集部ピックアップ》

Amazon売れ筋ランキング

テクノエッジ編集部ピックアップ

テクノエッジ編集部がピックアップしたニュースをお伝えします。

BECOME A MEMBER

『テクノエッジ アルファ』会員募集中

最新テック・ガジェット情報コミュニティ『テクノエッジ アルファ』を開設しました。会員専用Discrodサーバ参加権やイベント招待、会員限定コンテンツなど特典多数です。