Google、約5gで1週間駆動のFitbit Air発表。Geminiが健康アドバイスするAIコーチを提供、Google Healthアプリに集約

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Googleがフィットネストラッカー Fitbit の新モデル『Google Fitbit Air』 と、Fitbitアプリの『Google Health』 への刷新とヘルスケア機能集約、Geminiが健康の維持改善をアドバイスする機能『Google Health コーチ』など、ヘルスケア関連の新製品を一挙に発表しました。

Google Fitbit Air は、ディスプレイのない「ペブル」型本体が約5.2g、バンド込み約12gの軽量フィットネス・ヘルスケアトラッカー。満充電で約1週間使えます。


Google Health アプリは米国時間5月19日より順次提供、トラッカーのGoogle Fitbit Airは5月26日に発売します。

■歴代Fitbitの集大成、Googleの健康管理が一気に刷新

Fitbitブランドを傘下に収めてから数年、Googleがついに健康管理サービスを本格的に統合する動きに出ました。これまでFitbitアプリ、Google Fit、Geminiアプリと分散していた健康関連の機能を「Google Health」という一つの傘の下にまとめ、AIコーチ機能と新デバイスを同時に投入する大きな動きです。

Google検索に投げられる健康関連クエリは毎日10億件以上(Google Blog)。「Geminiになんでも相談だ」とばかりにAIチャットボットに健康相談をするユーザーも増えていますが、毎日の基本的な健康状態やデータを計っているとは限らず、AIに分かるように渡すのも難しく、チャットボットは責任を避けて「診断はできません。医師に相談してください」の定型文とともに一般論で答えます。

専門のコーチについたり、意識的にトレーニングしているユーザーでないかぎり、健康状態をトラッキングしてもどう活用すれば良いのか分からない、どう行動すれば改善になるのか分からないという難しさもあります。

Google Healthへの集約と、Geminiを活用したコーチ機能を通じて、AIが個人の状況に合わせてアドバイスし、長期的な経過も把握する仕組みを提供します。一方、Google Healthへの更新後も、健康データをGoogle広告に使用しない方針は従来から引き継ぐとしています。

■Google Health アプリ、コーチ機能、Fitbit Airの詳細

▲FitbitアプリがGoogle Health アプリへ自動移行。Apple Healthからも取り込み

既存のFitbitユーザーは、アプリが自動的にGoogle Health アプリへアップデートされます。別途ダウンロードや手動でのデータ移行は不要。Google Fitユーザーへの移行案内は今年後半を予定しています。

Google HealthアプリはAndroidだけでなくiOSでも利用可能。

アプリは「今日」「フィットネス」「睡眠」「健康」の4タブで構成され、ヘルスコネクト・Apple Health・Google Health APIを通じて数百種類のアプリやデバイスと連携できます。Pelotonでのサイクリング記録やMyFitnessPalでの食事記録なども一か所で確認可能です。友人と歩数や有酸素運動負荷を競えるリーダーボード機能や、周期トラッキングの刷新も含まれます。

▲Gemini搭載「Google Health コーチ」が24時間対応

Google Health コーチは、フィットネス・睡眠・ウェルネス全般を担うAIアドバイザー。初回利用時に目標・生活リズム・使用器具・ケガの状況などを会話形式で入力すると、その情報をもとにパーソナライズされたガイダンスを提供します。

主な機能は以下の通り

・フィットネスタブで週間トレーニングプランを自動生成・保存
・睡眠タブで週単位の睡眠リズムを分析し、改善提案を実施
・生理周期トラッキング、栄養管理、メンタルウェルビーイング機能を統合
・音声・画像・ドキュメントによるデータ入力(ジムのホワイトボード写真から記録するなど)
・位置情報や天候などの環境データも加味したアドバイス

ガイダンスの品質管理には、医療専門家や臨床医からなる消費者健康諮問委員会、およびGoogle社内の臨床医・研究者・スポーツ科学者が関与しており、独自の「SHARP評価フレームワーク」(安全性・有用性・正確性・関連性・パーソナライズの5軸)を設けているとGoogleは説明しています。

▲画面なし軽量トラッカー「Google Fitbit Air」

Google Fitbit Airは、Googleのトラッカーとしてこれまでで最小・最薄の製品。ディスプレイを持たない「ペブル」型のウェルネストラッカーです。主なスペックは以下の通り

・24時間365日の心拍数測定
・血中酸素ウェルネス(SpO2)測定
・安静時心拍数・心拍変動(HRV)のトラッキング
・皮膚温変動トラッキング
・三軸加速度計・ジャイロモーショントラッキング

・バッテリー駆動時間:最大1週間
・急速充電対応(5分の充電で1日分の駆動時間を確保)
・Android・iOS両対応
・Google Pixel Watchとの併用も可能(日中はPixel Watch、夜間はFitbit Airで睡眠計測など)

バンドは3種類を用意します。

・パフォーマンス ループバンド:リサイクル素材使用、通気性重視、標準付属
・アクティブ バンド:防汗・防水シリコン製、高強度トレーニング向け
・プレミアム モダンバンド:ファッション向けのスタイリッシュデザイン

■5月7日予約開始・5月26日発売、キャンペーンも実施

Google Fitbit Airおよびアクセサリーバンドは、Googleストアにて5月7日より予約受付を開始し、5月26日に発売します。価格は以下の通り。

・Google Fitbit Air:16,800円(税込)
・Google Fitbit Air アクセサリーバンド:5,499円~(税込)

2026年5月25日までの期間限定キャンペーンとして、予約購入者には次回Googleストアで使える5,580円分のGoogleストアポイントを付与。対象製品の下取り額も増額され、Fitbit Charge 6を下取りに出した場合は実質7,980円からの購入が可能です。また、期間中の購入でGoogle Health Premiumが3カ月無料で利用できます。

Google Health コーチは米国時間5月19日より順次提供開始し、5月26日にはすべての対象ユーザーが利用可能になる予定です。

従来のFitbit プレミアムを置き換える Google Health Premium サブスクリプションの価格は月額1,500円または年額13,000円(いずれも税込)。

Google AI ProおよびUltraのサブスクリプション利用者は追加料金なしでGoogle Health Premiumの全機能を利用できます。


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