Gemini in Chrome日本上陸 複数タブまとめて比較・YouTube要約・Gmailやカレンダー連携など便利機能多数

テクノロジー AI
Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

特集

Googleは2026年4月21日、Webブラウザ ChromeにAIアシスタントGeminiを統合した「Gemini in Chrome」の国内提供を開始しました。

Windows / macOS / Chromebook Plus デスクトップ版のChromeブラウザで本日より順次、段階的に利用可能になります。

■ Geminiがサイドパネルで常駐、タブを跨いでコンテキスト化

Gemini in Chrome は昨年米国で提供が始まった機能。2026年1月にはUIの刷新と同時に基盤モデルが最新のGemini 3.1になり、複数タブの同時読み取りや、Gmail / カレンダー / YouTube / Googleマップ連携など多数の機能が加わりました。

従来の単体アプリ版やWeb版のGemini では、見ているウェブサイトについて要約などのタスクを与えたいとき、URLを渡して読ませる(割と失敗したりリダイレクトで別内容になったりする)、コピペしたりスクショを貼り付ける等の手間がありました。

(単体アプリ版ではウィンドウの共有もできますが、プロンプトを与えた時点で見えているものをキャプチャする挙動。)

Gemini in Chrome ならばツールバー右上のボタンからサイドパネルを開き、いま見ているウェブページや開いているタブを、ユーザーの入力や操作を含めて直接(DOMレベルで)コンテキストとして参照できるため、コピペや行ったり来たりの手間が大幅に軽減します。

■ Gemini in Chrome の主な機能

▲ タブを切り替えずにGeminiを使用

・タブ右上のアイコンをクリックしてサイドパネルを開き、Geminiと会話

・長いウェブコンテンツの要約、試験向け練習問題の作成、レシピのアレンジ提案などに対応

・過去に訪問したページを記憶するため、「いつか読む」のつもりで開きっぱなしにしていたタブを閉じても、後からGeminiに内容について質問したり、開いたりできる。

▲ 複数タブをまたいだ情報集約・比較

・最大10個までのタブをグループとして指定できる。オンラインストア内の複数の商品や、バラバラのメーカーや小売店ページから横断的に比較表を作成させる、観点を与えてまとめるなど

▲ Googleサービスとの連携

・Gmail、Googleマップ、Googleカレンダー、YouTubeなどと連携

・サイドパネルからGmailのメールを下書き・送信、Googleカレンダーへの予定追加、Googleマップでの場所確認、YouTube動画への質問など

・閲覧中のページを離れることなく、内容についてサイドパネル内でGmailの下書きを作らせ、チャットや手書きで修正して、そのまま送信もできる

・YouTubeでは、たとえば外国語の長い議論などもチャプターごとに要約したり、「何々について触れている部分は?」などと内容を対話で確認できる

▲ 画像生成・編集機能「Nano Banana 2」をChrome内に統合

・サイドパネルにプロンプトを入力することで、画像の保存・編集アプリで開く・アップロードといった手間なく、動画の部分編集や生成が可能に

・購入検討中の家具と、自宅の写真を組み合わせて確認するなど

▲ セキュリティ設計

・プロンプト インジェクション(悪意のある指示によるAIの不正操作)など、既知の脅威を自動検知するようモデルをトレーニング

・メール送信やカレンダーへの予定追加など、機密性の高いアクション実行前にユーザーの確認を求めるガードレールを実装

・外部攻撃をシミュレーションするレッドチームが自動化ツールで継続的にテストを実施

・自動更新機能により修正プログラムを迅速に配信

■ 日本のWindows / macOS / Chromebook Plusに順次提供、2026年中に機能・地域を拡大予定

Gemini in Chromeは、日本のWindows / macOS / Chromebook Plus のChromeブラウザ向けに順次提供予定。

さらに Googleは Gemini in Chrome の機能として、ウェブページを読むだけでなくGeminiが実際にブラウザを操作するエージェント的機能 Auto Browse や、Googleアプリを横断してユーザーを理解して動作するPersonal Intelligence といった新機能を一部ユーザー向けに限定提供またはテスト中。

2026年を通じて、機能の拡充と提供地域・言語・プラットフォームの拡大を進めていくとしています。

なお、Gemini といえばつい先日に macOS版デスクトップアプリの提供を開始したばかり。

Chromeブラウザとの深い統合は Gemini in Chromeのほうが有利ですが、単体アプリ版はブラウザ以外の任意ウィンドウを指定して共有したり、Option + Space で Spotlight 風にGemini を呼び出して即使うといった使い方ができ、こちらはこちらで便利です。

《Ittousai》
Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

特集

BECOME A MEMBER

『テクノエッジ アルファ』会員募集中

最新テック・ガジェット情報コミュニティ『テクノエッジ アルファ』を開設しました。会員専用Discrodサーバ参加権やイベント招待、会員限定コンテンツなど特典多数です。