パナソニック コネクトが堅牢ノートPC「タフブック」の新モデル「FZ-40」「FZ-56」を発表しました。
いずれも14.0型で、インテル Core Ultra 5 プロセッサー シリーズ2を搭載。製造・物流・建設・公共安全など、過酷な環境下での業務継続を主な用途として想定しています。
■機動性のFZ-56、極限環境に耐えるFZ-40

▲堅牢性と可搬性を両立
FZ-56は、車両整備・食品製造・物流ターミナルなど、粉塵や水しぶきが発生しやすい現場での使用を想定したモデルです。
・耐衝撃:MIL-STD-810H準拠、90cm落下・26方向試験をクリア
・防塵・防滴:IP53準拠
・動作温度:-10°C~50°C
・重量:約2.27kgから(軽量設計)
▲長時間駆動と拡張性
・バッテリー駆動時間:標準で約13.5時間(動画再生時)、オプションのセカンドバッテリー装着時は最大約27時間(いずれもJEITA Ver.3.0準拠)
・ホットスワップ対応(バッテリー2個搭載時)
・拡張エリア3か所搭載、モジュラー構造により後付けでインターフェースを追加可能
▲ディスクリートGPU搭載モデルも用意
3D CADやBIM(Building Information Modeling)データを現場で直接確認できるディスクリートGPU搭載モデルもラインアップ。建築・設計現場での活用を想定しています。
なお、同モデルの発売は2026年夏ごろを予定しており、性能・仕様は現時点で確定していません。
▲新機能「オートモード」を搭載
指先・手袋・スタイラスペンの入力をデバイスが自動判別し、最適なタッチモードへ切り替える「オートモード」を新たに搭載。現場によっては手袋の着用が義務の場合もありますが、手袋をつけていても反応する高感度に手動で切り替えるのも、オフィスに戻ってから通常に戻すのも手間。新型は自動で認識して切り替えてくれます。
液晶は14.0型・約1,000cd/m2の高輝度でARフィルム(低反射処理)採用です。
■FZ-40 警察・消防・災害復旧など極限環境向けの最高水準モデル

▲シリーズ最高水準の堅牢性
FZ-40は、一分一秒の遅れが許されない現場を想定した、タフブックシリーズの中で最も高い堅牢性を持つモデルです。
・耐衝撃:MIL-STD-810H準拠、180cm落下・26方向試験をクリア
・防塵・防滴:IP66準拠(強力な噴流水にも対応)
・動作温度:-10°C~50°C
▲長時間駆動と拡張性
・バッテリー駆動時間:標準で約13時間(動画再生時)、セカンドバッテリー装着時は最大約26時間
・ホットスワップ対応(バッテリー2個搭載時)
・拡張エリア4か所搭載、シリアルポートやスマートカードリーダーなどに対応
▲FZ-40専用の強化タッチ機能
水滴がかかった状態での入力も自動判別するオートモードを搭載。液晶は14.0型・約1,200cd/m2の高輝度でARフィルム採用と、FZ-56よりさらに高い輝度を実現しています。

タフブックは1996年の誕生から今年で30周年を迎えるブランド。Panasonic Connectによれば、堅牢ノートPC市場において24年連続でグローバルシェアNo.1(VDC Quarterly Tracker 2025Q4調べ)を維持しています。
FZ-40の180cm落下耐性とIP66防塵防水は、ビジネスPCではタフブック以外にほぼ聞かない数字。IP6Xは「粉塵が入らない」で防塵について最上級、IPX6は「耐水」で、ずっと水中で使ったり水に浸す前提ではないものの、ホースで強い水流をかけても耐える異次元の仕様です。
初搭載のオートモードも、従来必要だった手袋モード等の手動操作を省き、タフPCが必要な現場での作業中断を減らす実用的な改善といえます。
FZ-56のディスクリートGPU搭載は、堅牢PCカテゴリでは珍しい仕様。現場のDXが進み、建設や工場などで3D CADやBIMを扱う状況も珍しくなくなりましたが、堅牢性のためには密閉に近い筐体にする必要があり、通常のPC以上に難しい説設計が必要となります。
■FZ-40は2026年4月、FZ-56は6月発売
FZ-40は2026年4月、FZ-56は2026年6月の発売を予定しています。価格はオープン。
FZ-56のディスクリートGPU搭載モデルについては、2026年夏ごろ発売予定となっています。








