突撃!隣のAI活用術:北構さんは「データ全乗せで作る、自分専用パーソナルトレーナー」

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テクノエッジ編集部

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読者の皆さんのAI事情に突撃する「突撃!隣のAI活用術」のコーナーです。

今回は、テクノエッジアルファの会員でもある北構武憲(きたがまえ・たけのり)さんのとても面白そうなエージェンティックAIの活用レシピをご紹介します!

本日の突撃先



北構武憲(きたがまえ・たけのり)さん:ヤフー、オールアバウト、GMOサーチテリアなどインターネット企業を経て、ロボットスタートを共同創業。本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティングを行い、現在はポッドキャストの音声広告アドネットワーク「Audiostart」の営業を主に行う。新しい技術がどのように社会に浸透していくかに注目しています。

本日のメインディッシュ:自分のヘルスケアデータを「全盛り」!

北構さんがAI(Claude)のプロジェクトに投入したデータは、まさに特大のフルコースです。約10年分のApple Watchデータ、5年分のオムロン機器(体脂肪計・血圧計・体温計)データ、7年分のあすけん(食事)データ、そして4年分のOura Ringのデータという膨大な記録をCSVにして読み込ませました。

さらに、気象庁の天気データまでトッピングし、「睡眠~食事~運動~天気」を網羅した「自分用のパーソナルトレーナー」を完成させたそうです。

下ごしらえ(データ処理)もAIシェフにお任せ

Appleヘルスケアのファイルはダウンロードしてみたものの、サイズが大きすぎて最初は困ってしまったのだとか。

しかし、Claudeに相談してPythonの処理コードを書いてもらい、無事に実用的なサイズのCSVに調理できたそうです。自宅のエアロバイク記録や、最近通い始めたジムでのマシントレーニングの内容もこまめにメモして追加しているという徹底ぶりです。

いざ実食!アプリを跨いだ相関関係の「味」は?

AIに分析してもらった結果、各アプリのデータを跨いだ相関関係など色々なものが見えてきて、とても面白いとのこと。今では毎朝、そして夜寝る前に、北構さん向けにパーソナライズされたアドバイスを含めたやり取りをしているそうです。

色々分析を進めると、結局は「食事・運動・睡眠を最適化しましょう」という当たり前の結論に落ち着くそうですが、自分の過去データを元ネタにしているため、「自分向けの数値」が出てくるのが非常にありがたいと話します。北構さんが「いままでこういうのが欲しいとずっと思っていた」という長年の夢が、ついに実現しました。

一方で、あすけんとAppleヘルスケアの連携では一部の栄養素データしか引き継がれないため、献立との相関関係を見るために「なんとかしてあすけんに入力した献立もCSV化したい(現状は機能がないため残念)」という、さらなる改善への意欲も湧いているようです。

北構さんの気づき:「腹落ち」の連続と、最高級プランへの課金

このAIトレーナーとの対話にすっかり夢中になった北構さん。3連休初日の朝からAIを触りまくっていたら、早くもトークンを使い果たして2時間待ちになってしまいました。最初はProプラン(10ドル)に課金していたものの、数日の間になんと月100ドルコースの「Claude Max」に課金し、Maxだけで使える「Opus4.6」を使いこなしています。


北構さんは、この体験を通じてさまざまなことが「腹落ち」したと熱く語っています。

AIの実力の体感: AIにさせたいことを言語化できるだけで、PC上でのことは何でもできちゃう時代が到来したと実感。将来AIで人間の仕事がなくなることや、「AIを使うことが仕事になる」という流れも、ニュースで知るだけでなく実際に使ってみることで深く理解できたそうです。

世間のトレンドへの納得: フリーランスや中小企業の意思決定者がAIを使いまくっている理由や、ちょっと前に皆がMac miniを購入していた理由も、やりたい目的があって自分のデータに自由に触れる環境を持つと深く納得できたとのこと。最近よく聞く「WebサイトなどはAIに向けてサービスを作るべき」という話にも共感しています。

インターフェースの未来: 音声入力でどんどん分析を進めており、「近い未来はみんなAIを使うし、音声入力のほうが普通になっているんだろうな」と感じたそうです。

「迷わず、月額100ドルのClaude Maxに課金して、すぐ使いなよ!」

「最初から100ドル払ってこれを使えばよかったと思うくらい」と大絶賛の北構さん。今払う100ドルは安いくらいだと感じているそうです。もし、北構さんが数日前の自分にアドバイスをするなら、こう言うそうです。

「迷わず、月額100ドルのClaude Maxに課金して、すぐ使いなよ!」

いや~、素晴らしいAIの使いこなしぶりでしたね! 自分自身のデータという「最高の食材」があると、AIは一気に面白くて実用的なものになることがよく分かるお宅訪問でした。それでは、次回の「隣のAI活用術」でまたお会いしましょう!

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