OpenAI、動画生成AI『Sora』アプリとAPIサービスを終了へ。生成した動画の保存方法などは後日発表

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Munenori Taniguchi

Munenori Taniguchi

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OpenAIが動画生成AI『Sora』の消費者向けサービスを終了すると発表しました。アプリが使えなくなる期日については明らかにしていません。

Xにおける発表では、ユーザーがこれまでに生成した動画の保存方法などは「近日中にお知らせいたします」とだけ述べています。

OpenAIはXへの投稿に「コンシューマー向けアプリとAPIにおけるSoraの提供を終了することを決定」したと記し、「Sora研究チームは、人々が現実世界の物理的な課題を解決するのに役立つロボット工学を進歩させるための世界シミュレーション研究に引き続き注力」していくとのことです。

Soraは発表当時こそ、著名俳優の肖像や著名アニメスタジオの作風を丸パクリした動画が簡単に生成可能(サム・アルトマンCEOは現在もジブリ風のアイコンをXで使用している)であったことが大きな話題になったものの、アプリ自体はリリース後から人気が尻すぼみになっていたようで、アプリストア最適化ツールのAppfiguresのレポートでは、一般的にアプリのダウンロードや売り上げが好調になるはずの12月も、新規ダウンロード数が前月比32%も減少していたとのことです。

一方、OpenAIはGoogleがGemini 3 Proをリリースしたことへの「緊急対応(Code Red)」で急ぎGPT-5.2をリリースし、それ以来コーダーやデータアナリストといった専門家層を最適な分野に取り込み、収益化のため企業顧客を重視する戦略へ舵を切ったとされています。またOpenAIは現在、Anthropicに対抗するために、コーディングアシスタントを含む生産性向上ツールの開発に注力しているとも伝えられています。

なお、昨年末にSoraとChatGPTアプリにディズニーキャラクターを登場させるという3年契約を結んだディズニーは、この契約を解消したとHollywood Reportersが報じています。ディズニーの広報担当者は「OpenAIが動画生成事業から撤退し、他の分野に注力するという決定を尊重します」と述べており、この撤退の結果、OpenAIはディズニーからの10億ドルの投資も逃す格好になる模様です。

ディズニーとOpenAIの契約は発表直後から、米映画俳優組合・テレビ・ラジオ芸術家連盟(SAG-AFTRA)や全米脚本家組合(Writers Guild of America)の非難に晒され、両社はAIで使用される映像の「出演者に対する契約上および法的義務の履行を保証」すると表明するに至っていました。なお、SAG-AFTRAとWGAは「契約および肖像、音声、イメージを保護する適用法を遵守するため、この合意とその履行状況を綿密に監視する」としています。



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《Munenori Taniguchi》

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