アケコン自作キットに挑戦。レバーレスコントローラー「JumpHack03」導入レポート

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石井英男

1970年生まれ。ライター歴35年。PC/IT系からSTEM教育、TCG関連など幅広い分野で執筆を行っており、Web媒体や雑誌など数多くの媒体に寄稿している。インタビュー経験も豊富で、トップインタビューやソリューション導入事例など多くの実績がある。最近はAIや量子コンピュータ、SDGs関連などの記事執筆も増えている。

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通常のアケコン(アーケードゲーム用コントローラー)よりも高速に入力ができることからゲーマーに人気のレバーレスコントローラー。これの自作キットを試してみました。

筆者の息子がストリートファイター6にハマってまして、ランダム含めると6キャラマスター帯に到達しています。これまでレバータイプのアーケードコントローラーを使っていたのですが、最近流行のレバーレスコントローラーを使ってみたいと、良さそうなコントローラーを探していました。

そこで見つけたのが、ストリートファイター6向けのレバーレスコントローラーを開発・販売している碧井工房の「JumpHack03」です。私が購入したときの価格は2万4800円でしたが、今は2万9800円に価格が改定されています。

▲JumpHack03

JumpHack03は、PC/Switchに対応した通常版と、PC/SwitchだけでなくPS5/PS4/PS3にも対応したPS5対応版がありますが(PS5対応版は3万9800円)、ストリートファイター6はPCでプレイしているので、通常版を選びました。JumpHack03は操作用ボタンが15個(そのうち攻撃用ボタンが11個)用意されています。スイッチには、CHERRY MX Low Profile Speed Silver軸が採用されており、素早い反応を実現しています。

JumpHack03は、キットとして販売されていますが、キットといってもスイッチなどは基板にハンダ付け済みで、ドライバーでネジを固定したり、アクリル保護紙を剥がす程度の作業で完成します。なお、完成品が欲しい人には、プラス1万円で組み立て代行サービスもあります。また、+5,800円で静音化パーツも用意されていますが、今回は静音化パーツは購入していません。

ボディが仮組みされた状態で届きますので、まずネジを全て外します。

▲届いた時の状態

ネジを外したら透明の天板とストローク詰めパーツ、黒い側板を取り外し、スイッチにボタンキャップをはめ込んでいきます。

▲透明天板を外した状態

▲ストローク詰めパーツを外したところ

▲スイッチにボタンキャップをはめ込む

▲すべてのスイッチにボタンキャップをはめ込んだところ

スイッチにボタンキャップをはめ込んだら、アクリル保護紙を剥がしていきます。最初の剥がし始めが結構難しいというか、なかなか剥がせないことがありますが、落ち着いてやればできると思います。続いて、基板をベースに固定し、横からストローク詰めパーツを差し込みます。ストローク詰めパーツによって、ボタンのストロークをさらに短く詰めており、素早い操作を実現できます。

▲アクリル板の保護紙を剥がしているところ

▲ストローク詰めパーツの保護紙を外したところ

▲横からストローク詰めパーツを差し込む

▲ストローク詰めパーツをすべて差し込んだところ

ストローク詰めパーツを差し込んだら、外側アクリルパーツを乗せ、透明な天板を上から乗せて6本のネジで固定すれば完成です。このネジが緩みやすいので、ネジロック剤などを使うことをお勧めします。

▲完成したJumpHack03

▲以前使っていたアーケードコントローラーとの比較。JumpHack03はコンパクトで薄く軽い

JumpHack03は薄くて軽いため、ひざに載せてプレイするのに適しています。息子はずっとアーケードコントローラーでプレイしていましたが、JumpHack03に移行したことで、より素早く反応ができるようになり、レバー操作では難しいコンボの成功率も上がったと喜んでいます。

▲こんな感じでひざに載せてプレイしている

▲より素早い操作が可能になり、勝率も上がったそうだ

息子はJumpHack03を使って、春麗で27連勝し、無敗でダイヤ5を突破したほか、エドも3日でマスター帯に達していました。JumpHack03の使用感について聞いたところ、「アーケードコントローラーより確実に入力が早くなり、相手の技を見てから反応できる幅が広がった。ラッシュをからめたコンボも簡単になったし、薄くて軽いのも気に入った。昇龍拳コマンドがあるキャラは、レバーだと暴発して波動拳になることがあるが、レバーレスならそうしたミスはなくなるので、勝率も上がったと思う。ボタンの感触も良好で、ストロークが浅めなのもいいと思う」と、絶賛していました。

《石井英男》

石井英男

1970年生まれ。ライター歴35年。PC/IT系からSTEM教育、TCG関連など幅広い分野で執筆を行っており、Web媒体や雑誌など数多くの媒体に寄稿している。インタビュー経験も豊富で、トップインタビューやソリューション導入事例など多くの実績がある。最近はAIや量子コンピュータ、SDGs関連などの記事執筆も増えている。

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