映画『グランツーリスモ』予告編公開。実話に基づく「ゲーマーからプロレーサーへの道」

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Munenori Taniguchi

Munenori Taniguchi

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Sony Pictures Entertainment

『アンチャーテッド』、『The Last of Us』などPlayStationオリジナルゲームの映画・ドラマ化を手がけるPlayStation Productionsが、その最新の劇場作品『グランツーリスモ』の公式予告編を公開しました。

映画『グランツーリスモ』は、ゲームの開発元であるポリフォニー・デジタルとPlayStaytion、日産自動車が協力し、ゲーマーからプロレーサーを育成するという、実際に行われた企画をベースとする作品。

9年間にわたる一大コラボプロジェクトのなかでも、おそらく最も成功した参加者のひとりヤン・マーデンボローを主人公として、彼がPlayStationのゲーマーからいかにしてプロドライバーに続く道へ足を踏み入れ、その門を開いたかを描きます。

日本では9月に公開予定のこの作品でメガホンを取ったのは、『第9地区』や『チャッピー』などで知られるニール・ブロムカンプ監督。SF映画のイメージが強いブロムカンプ監督ですが、本人は大のゲーム好きを公言しており、またPlayStation Blogのインタビューでも語っているとおり、プライベートでは日産GT-Rを3台も所有するカーマニアでもあるとのことで、この映画には最適な存在と言えそうです。

監督のゲーマーとしての視点を活かしたアイデアなのか、作中にはグランツーリスモをプレイしてきた人なら思わずニヤリととしてしまう”イースターエッグ”もいくつか仕込んであるとのこと。長年のグランツーリスモプレイヤーなら、ストーリーを追いつつ、それらを探する楽しみ方もできそうです。

数々のスーパーカーやレースカーが登場するのもこの作品の魅力。サーキット走行シーンも、ドローン撮影による、およそ映画でしか味わえない描写が盛り込まれ、自動車好きにも堪らない作品になっていそうです。

ちなみに、実物のヤン・マーデンボロー選手はGTアカデミーの2011年度チャンピオンに輝いた後、翌2012年にドバイ24時間レースでプロデビューを果たしました。このレースではクラス3位という好成績をおさめ、同年の英国GT選手権で1勝を含むGT3クラス年間6位などと活躍。

2013年以降はF3(GP3)やGP2に参戦してF1を目指しつつ、日産やその他のチームからル・マン24時間レースやGTカテゴリーの耐久レースに出場、2016年から2020年までは主に日本のSUPER GTを戦いました。2021年以降はサーキットでの活動はありませんが、日産のフォーミュラEチームでシミュレータードライバーとして、マシンの開発強化に携わっています。


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《Munenori Taniguchi》
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