ASUSのSteam Deck対抗「ROG Ally」は5月11日詳細発表。AMD Ryzen Z1搭載ゲーミングUMPC

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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ASUSは5月11日に特別イベントを開催し、携帯ゲーミングPC「ROG Ally」の詳細な仕様や価格、発売日を発表します。

約1ヶ月前、4月初めに予告されたときは日付ゆえにエイプリルフール扱いもされていましたが、思いのほか早い登場となるのかもしれません。


公式ページでは仕様について「Coming Soon」表記ですが、重さ608g / 280mm x 113mm x 39mmといった寸法や、解像度が1920×1080、輝度500ニト、リフレッシュレート120Hzの7インチでアスペクト比が16:9など画面スペックはすでに判明しています。

同時に、米AMDも携帯ゲーミングPC向け4nmプロセッサ「Ryzen Z1」および「Ryzen Z1 Extreme」を正式に発表。当初はASUS製品に独占的に供給すると明かしました

上位プロセッサのRyzen Z1 Extremeは、Zen 4 CPU8コア/16スレッド、RDNA 3 GPU12コア/24MBのキャッシュを搭載し、最大8.6TFLOPSを標榜。かたやRyzen Z1はCPU6コア/12スレッド、GPU4コア/22MBのキャッシュを搭載し、最大2.8TFLOPSとのこと。どちらも数字の上ではSteam Deckの最大1.6TFLOPSを超えています。

さてROG AllyがSteam Deckの対抗馬になるとすれば、最も気になるのは価格でしょう。ハンドヘルドのWindows ゲーミングUMPCで、Steam Deck より高い性能や上位の仕様を備えたものは各社が販売していますが、いずれも相応に高価な製品です。

これについて、ASUSは「確実に1000ドルを下回る」と断言しています。これだけの性能を持つUMPCとしては安価ですが、Steam Deckの399ドル~よりは高く、上手く市場を棲み分けできるかもしれません。


《Kiyoshi Tane》
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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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