アップルのウェブサイトが、トップページで8日に96歳で逝去した英国のエリザベス女王を追悼しています。
アップルは、トップページにおけるアップル製品の写真や宣伝文句をすべて一掃し、1952年に即位した、若き日の女王の写真とともに「In Memoriam. Her Majesty Queen Elizabeth II」 と記し、70年に及んだ在位を称えています。
女王が医師の管理下に置かれたとの報道が流れたのは、世間がiPhone 14の発表イベントに注目し、Apple Watch Ultraの登場などに興奮してからまる1日経つか経たないかの頃でした。そして王室一族がバルモラル城に集まりつつあると伝えられた数時間後、訃報が世界中を駆けめぐることになりました。
女王は英国で最も長く君主を務め、世界最高齢の君主としても、英国民の敬愛を集めていました。しかしこの夏は、体調の問題からスコットランドのバルモラル城に滞在、静養していたとのこと。女王の逝去により、英国の王位は息子のチャールズ3世が引き継ぎます。
アップルはこれまでにも、共同創業者スティーブ・ジョブズ、反アパルトヘイト活動家から南アフリカ初の黒人大統領にまで上り詰めたネルソン・マンデラ氏、米下院議員で公民権運動家のジョン・ルイス氏、俳優のロビン・ウィリアムズ氏といった人々の死去に際し、ウェブサイト上で追悼しています。
ちなみに、アップルの日本語サイトなど一部の国のトップページは、記事執筆時点ではiPhone 14発表イベント後の状態のままです。
※更新:9日13時前後に日本語のトップページもエリザベス女王追悼の仕様に変わりました。