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アップル、2022年秋から怒涛の新製品ラッシュ?M3 Macや次世代 AirPods Pro 登場説も

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

特集

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6月に開催したWWDC 2022(開発者向け会議)で、アップルは最新の「M2」チップ搭載 MacBook Air や 13インチMacBook Pro を発表したものの、これまでうわさに上ってはいても正式に発表されていない製品はまだまだあります。

そんななか、アップルは2022年秋から23年前半、つまりiOS 16やmacOS Venturaなど次期OSを投入するタイミングで怒濤の新製品ラッシュをしかけるとの予想があります。

うわさの発信源は、Bloombergの名物記者Mark Gurman氏のニュースレター「Power On」最新号。Gurman氏はアップル社内あるいは近い場所に独自の情報源を持っていると考えられており、これまで数々の予想を的中させてきました。もっとも、M2版13インチMacBook Proについて「WWDCでの発表は見送り」 と予想したものの結果として外れているなど、百発百中ではありません。

ここでは同氏の主張する「アップル史上最も野心的な新製品ラッシュ」の概要を引きつつ、以前からのうわさや他の情報源の説とつきあわせてみてゆきます。

4つの「iPhone 14」モデル

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まず「iPhone 14(仮)」シリーズは4モデルとなり、Proではないモデルは5.4インチの mini が廃止、入れ替わりに6.7インチのMax 追加iPhone 14 Proモデル(6.1インチと6.7インチ)のみが最新のA16 Bionic(仮)チップ搭載……といった見通しは、先日掲載した事前情報まとめ記事とおなじ繰り返しとなっています。カメラ性能についても追加の情報はありません。

目新しいのは、Proモデルのみが常時表示に対応し、iOS 16で充実するロック画面に連動するとの予想です。天気やカレンダー、株価、アクティビティを表示し続けても、リフレッシュレートを1Hzまで落とせば消費電力も抑えられるというわけです。

ただしiOS 16ベータからは、iPhone 13 Proでも常時表示をテストしている手がかりが見つかっています。13世代ではリフレッシュレートが10Hzまでしか落とせませんが、「少しバッテリーの消耗が速い」ぐらいの感覚で使えるのかもしれません。

3つのApple Watchバリエーション

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今年秋に「Apple Watch Series 8(仮)」とApple Watch SEの第2世代(通称「SE2))、さらに「エクストリームスポーツ向けの頑丈エディション」との予想。これはGurman氏が1年以上も前から主張しており、アップルも防水性能を強化する発明について特許を取得 したことが確認されています。

今回の新情報は、このうちSeries 8とSE2に関するものです。ただし、Series 8に搭載される「S8」プロセッサは前モデルのS7と同じであり、S7もその前のS6と同じだった……つまりApple Watch上位モデルの性能は3年にわたり据え置き、というワクワクしないものです。

またSE2については、Apple Watch Series 7と同じ大画面にはならず、現行モデルのまま据え置き引きとの立場。しかしプロセッサはS8チップを搭載し、初代SEのS5チップよりも強化されるかもしれないと付け加えています。

iPhone 14 Pro用のA16もA15とさほど性能差がないとの予想もあり、今年は「電話と時計」はプロセッサ速度的には小幅な進歩に留まる可能性もあります。ただしGurman氏は来年のモデル(Apple Watch Series 9)は「まったく新しいプロセッサ」搭載の見込みと主張しています。アップル先生の次回作にご期待下さい。

M2とM3チップを搭載した複数のMac

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デザイン刷新版のMacBook Airと13インチMacBook Proに採用された「M2」チップおよびバリエーションが、以下の製品群にも搭載予定としています。

  • M2 Mac mini

  • M2 Pro Mac mini

  • M2 ProとM2 Maxの14インチと16インチMacBook Pro

  • M2 UltraとM2 Extreme Mac Pro

またM2の後継チップ「M3」開発も始まっており、早ければ2023年にも 13インチMacBook Air(コード名「J513」)や15インチMacBook Air(同じく「J515」)、新 iMac(同「J433」)、さらに恐らく開発の初期段階にある12インチMacBookにも投入予定と述べています。

もっとも、このうち12インチMacBookの復活(2019年の販売中止以来)については、ディスプレイ専門アナリストRoss Young氏がサプライチェーンの分析から「アップルのノートPC戦略は、現在13インチ以上だ」として懐疑的な見解を示しています 。期待しすぎてダメージを負わないよう、頭の片隅に留めるだけにしたほうがいいかもしれません。

ローエンドとハイエンドのiPad

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iPadについては、今年(2022年)後半にM2搭載の11インチと12.9インチのiPad Proが登場と予測。それぞれコード名は「J617」と「J620」であるとしていますが、今回はそれ以上の詳細には触れていません。なお2週間ほど前、Gurman氏はM2 iPad Proがワイヤレス充電(アップル的にはMagSafe)に対応し、カメラ性能も向上すると述べていました

さらに「来年か再来年には」14~15インチの大きなiPadが発売予定としています。

こちらは、Gurman氏が1年以上前から主張していたこと。一時はProモデルだと信じられていましたが、やはり上記のYoung氏が「(Proと同じ)ミニLED画面を使うとコストが高くつきすぎる」 と指摘しており、非Proモデル説も有力となりつつあります。

さらにGurman氏は「新しいエントリーレベル」つまり第10世代の無印 iPad がA14チップと5G搭載、Lightning端子に替えてUSB-C採用という、9to5Macが先に報じた噂を追認しています。

アップデートされたAirPods Pro

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今回、Gurman氏は「更新されたチップと高品質のオーディオを備えた新型AirPods Pro」以上のことは述べていません。

一方で中国のテック系サイト52Audioは数日前、「H1チップのアップデート」や心拍数検出センサーの搭載(体温測定ができる可能性もあり)、サウンドの改善や補聴器機能の追加などの噂を伝えていました 。Gurman氏ほど信頼性は高くありませんが、以前には一応、第3世代 AirPodsのかなり正確な画像をリークしていた履歴もあります。

新しいHomePodとアップグレードされたApple TV

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この新型HomePod(コード名「B620」)は、販売終了となった初代HomePodと見かけやオーディオ性能が近いとのこと。さらに「Apple Watch Series 8」と同じS8プロセッサを搭載する予定と述べています。ただし、上記のように中身的にS8=S7=S6である可能性もあり、最新チップというわけではなさそうです。

とはいえ、HomePod mini内蔵のS5チップよりは性能が上ということ。アップルもS7(S6)はS5より最大20%高速と謳っており、それなりの改善は期待できます。ほかマルチタッチ対応の話も出ており、操作もしやすくなるかもしれません。

最後に、次期Apple TVはコードネーム「J255」と呼ばれ、A14チップを搭載しRAMも増やされる見通しとのことです。さらには「tvOS 16で展開される追加のゲーム機能に役立つかもしれない」と付け加えています。

が、かつてGurman氏は「ゲームに重点を置き、新型リモコンが付き、新たなプロセッサが搭載されたモデル」が2021年に登場と予想したものの、実際に発売された新型Apple TV 4KはA12(2018年のiPhone XS相当)チップで肩透かしに終わっています。仮に予測として述べた時点で正しい内部情報だったとしても、発表までにアップルの社内で計画が変わることもあり、話半分に聞いた方がよさそうです。

《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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