「植毛した?」いつもと違うジェフ・ベゾスの写真がSNS拡散……。すぐにAIフェイクと判明

テクノロジー AI
テクノエッジ編集部ピックアップ

テクノエッジ編集部がピックアップしたニュースをお伝えします。

特集

米Amazon共同創業者で大富豪のジェフ・ベゾス氏と言えば、眩いほどのスキンヘッドがトレードマークですが、最近XやThreads、BlueskyといったSNS方面で、そのベゾス氏の頭に短く刈りそろえられた毛髪が認められる写真が出回り、巷の薄毛界隈がザワつく事象が観測されました。

この画像を添付したXの投稿の一部は、ベゾス氏が「植毛手術を受けたとの報道がある」などと主張しています。しかし、そのような報道は検索しても見つかりません。

ただ、テクノロジーニュースサイトのThe Vergeは、この写真をGoogle画像検索にかけたところ、すぐにオリジナルと思しき写真を発見し、そこに写るベゾス氏の頭部が見慣れたものであることから、SNSに出回った写真がAI加工されたものであると報じています。なお、発見されたオリジナルの写真は、New York Post傘下のゴシップ情報サイトPage Sixの、2023年12月30日の記事で見ることができます。

さらに、ファクトチェック・デマ検証サイトのLead Storiesは、この写真に関して、オンラインAI検出ツールの「Sightengine」や「Hive Moderation」にかけたところ、いずれもAI加工の可能性が99%以上との判定が出たと報じました。さらに「Google AIで作成または編集された」ことを示す電子透かし技術であるSynthIDも検出されました。

Lead Storiesは他にも、ベゾス氏が植毛手術を受けたことを裏付ける報道を、既存の報道機関からは一切見つけることができないことも、この写真がAIで加工されたものであることの裏付けのひとつとして紹介しています。

なお、スキンヘッドがトレードマークの映画スター、ジェイソン・ステイサムについても数日前に、頭髪が一時のジョージ・マイケルっぽくも見える写真がSNSに投稿されていますが、The VergeはこれもAIによるものだとしています。

SNSが導入しているAIコンテンツへのラベル付け機能は精度がそれほど高くなく、同じAI生成画像でもラベルが表示されないことも珍しくありません。さらに、AIが生成する画像や動画は年々巧妙さを増しています。このような、注目を集めるための捏造されたコンテンツの投稿は、今後もSNSから消えるとは考えにくく、ユーザーには拡散される写真や動画について、常に疑いの目を持つ心構えが必要になりつつあります。

ちなみに、大富豪のイーロン・マスク氏は1990年代後半には額の上方がかなり過疎化していましたが、現在はAI加工をしなくてもフッサフサです。

《テクノエッジ編集部ピックアップ》

テクノエッジ編集部ピックアップ

テクノエッジ編集部がピックアップしたニュースをお伝えします。

特集

BECOME A MEMBER

『テクノエッジ アルファ』会員募集中

最新テック・ガジェット情報コミュニティ『テクノエッジ アルファ』を開設しました。会員専用Discrodサーバ参加権やイベント招待、会員限定コンテンツなど特典多数です。