鯖江発のARグラス「SABERA」発表、通知や翻訳・ナビをFOV30度で表示 超早割6万4990円から

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株式会社jig.jpは2026年4月17日、スマート眼鏡(ARグラス)「SABERA(サベラ)」を発表しました。

SABERAは右レンズに緑単色のディスプレイを備え、スマホの通知やリアルタイム翻訳、ナビゲーション等を表示できるスマートグラス。

普段使いのメガネとして成立する軽さと装着感、デザインを優先して、スピーカーやカメラ等は搭載しないタイプの製品です。

■ 「ガジェット」ではなく「日常の眼鏡」を目指した国産ARグラス

スマートグラス・ARグラス・AIグラスの分野ではMeta(米国)やRokid・Even Realities(中国)などが先行する中、jig.jpは国内市場に向けた日本発ブランドとして参入します。

ブランド名「SABERA」は、眼鏡産地として世界的に知られる「鯖江(Sabae)」と「時代(Era)」を組み合わせた造語。同社によれば、単なる情報表示デバイスではなく、「一見すると普通の眼鏡と変わらない」日常使いを前提とした設計思想が最大の特徴です。

発表会には、jig.jp代表取締役社長CEO・川股将氏のほか、AR光学技術を手がけるCellid株式会社代表取締役CEO・白神賢氏、鯖江の老舗眼鏡メーカー・株式会社ボストンクラブ代表取締役・小松原一身氏も登壇。光学・デザイン・ソフトウェアという3分野で、日本の専門企業が連携して開発した製品であることを強調しました。

▲ 競合他社との比較で見るSABERAの立ち位置

SABERAの主なスペックはこちら。

・光学方式:Waveguide(プラスチック製)

・表示:片目

・視野角(FOV):30°

・解像度:640×480

・重量:約40g(見込み)

・カラー:単色

価格は税込92,400円。同価格帯の競合製品と比較すると、Halliday(中国、税込88,800円)やEven Realities G2(中国、税込99,800円)などが存在します。

SABERAは日本国内サポート体制の整備や、視力補正用レンズへの対応、企業向けカスタマイズ対応といった点を差別化要素として挙げています。

■ リアルタイム翻訳・AI要約・原稿表示など多彩な機能を搭載

SABERAが搭載を予定している主な機能は以下の通りです(現時点での実装想定)。

・リアルタイム翻訳:40以上の言語に対応し、翻訳結果を視界内に表示

・文字起こし・議事録:会話内容をリアルタイムでテキスト化し、AI要約も可能

・原稿表示(テレプロンプト):話すペースに合わせてAIが自動スクロール

・ナビゲーション:視界内に案内表示を重ねて表示

・AIアシスタント:Googleの最新AIモデルを搭載し、質問への回答を視界内に表示

・通知機能:スマートフォンの通知を視界内に表示

これらはすべてハンズフリーで利用できるとしています。なお、同社は「現時点で実装を想定している代表的な機能」と注記しており、仕様は変更となる可能性があります。

たとえばAIアシスタントとの会話も、「OK~」的なウェイクワードに対応予定とするものの、現時点では声で起動は開発中とのこと。

▲ 視力補正レンズにも対応、提携店舗でのオーダーも可能

SABERAは近視・乱視に対応した視力補正用レンズの取り付けにも対応しています。対応度数は近視・乱視合計で0.00~-6.00の範囲で、処方箋が必要。

Makuake購入者向けには専用フォームでの注文が可能なほか、公式提携店舗として「ボストンクラブショップ鯖江」「GLOSS GINZA」「JUN GINZA」などでも対応予定としています。

■ Makuakeで4月20日先行販売、7月以降に本格展開

Makuakeでの先行販売は2026年4月20日(月)午前11時より開始されます。販売価格は税込92,400円で、Makuake限定の超早割価格では6万円台から。

2026年7月以降は自社ECサイトおよび販売代理店を通じた本格販売が予定されており、将来的にはグローバル展開も視野に入れているとしています。

レンズごしにスマホで無理に撮影した画像はこちら。実際はもっとくっきりと見えます。

実際に試してみると、ディスプレイは解像度も高く、屋内なら視認性も良好。

他社の単色ウェーブガイド式スマートグラスでは使用中に外からレンズが光って見えたり、近い距離だと文字まで見えたりしますが、SABERAのディスプレイは正面の角度ならほぼ見えず、特定の角度で光が漏れているのが分かる程度でした。

翻訳やテレプロンプター用途、AIに耳元で補足してもらう等の用途では、外から光が見えるタイプでは明らかに「台本読んでるな」「目が泳いでるな」となりがちなため、使用していることが分かりづらいのは好印象でした。

スピーカーなし・カメラなしは、多機能高性能が大好きなガジェット派的には物足りないと感じるかもしれません。カメラがないことで、他社のカメラつきグラスが売りにするような、眼の前のメニューや案内を翻訳させる、ハンズフリーで動画を撮る等の使い方は非対応。

一方で、カメラがあると状況によってはプライバシー懸念を与えかねないこと、スピーカーは耳の近くに配置する必要上、音質や装着感とのバランスが難しいことなどを思えば、SABERAは基本的には読むデバイスとして、なにより装着感の良さで良いバランスです。

翻訳・議事録・原稿表示・AI機能|鯖江生まれの次世代スマート眼鏡「SABERA」|マクアケ - アタラシイものや体験の応援購入サービス

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