ARグラスのXREALが、延期していた周辺機器 XREAL Neo の発売を「一時的に見合わせ」することを発表しました。
理由は「最終検証および品質確認に想定以上の時間を要し」「現段階では発売時期を明確にお伝えできない」と判断したため。
2025年末にARグラスの最新モデルXREAL 1Sと同時に発表したのち、当初の1月下旬発売予定から3月下旬予定へと延期していましたが、今回は中止でないまでも時期を特定しない「見合わせ」になりました。

「メガネ出力しながら給電」バッテリー
XREAL NeoはARグラスを使いながらスマホやPC、ゲーム機等に給電するためのモバイルバッテリー。約10000mAh容量のバッテリーに加えて、Nintendo Switch / Switch 2をメガネに出力するモバイルドック機能も備えます。
XREALなどのサングラス型ディスプレイ、いわゆるARグラスはPCやスマホ等とUSB-C (DP Altモード)一本で接続できる手軽さが魅力のひとつですが、大半のスマホなど充電端子兼用のUSB-Cポートがひとつしかない機器も多く、グラス側もそれなりに電力を消費するため、長時間使いづらい問題がありました。

USB-Cポートを二股に増やす映像出力対応ハブを使い、別途モバイルバッテリーなどの電源に接続する方法もありますが、XREAL Neo は直付けのUSB-Cケーブルと二つのUSB-Cポートを備え、
・PCやスマホなどホスト機器からの映像入力・給電
・XREALなどグラス側への映像出力・給電
が同時にできるようになる製品です。USB-Cポートが二つあるのは、使いながらバッテリー充電にも対応するため。

モバイルSwitch 2ドックの選択肢
発売が待たれていた理由のひとつは、接続機器への最大20W給電とUSB-C映像入力・出力を備えることで、Nintendo Switch / Nintendo Switch 2を持ち歩いてARグラスで遊ぶモバイルドックとしても使えること。
Nintendo Switch 2はドックに置いたTVモードではUSB-C端子から映像を出力するものの、ただARグラスを接続しても映らず、一定の電圧で給電しつつ「ドック接続しました」と本体側に伝える仕組みが必要です。
特にSwitch 2ではサードパーティー製の勝手対応モバイルドックが少なかったこともあり、XREAL Neoだけで手軽に使えるなら、と期待されていました。
「一時的に見合わせ」のXREAL Neoを待つのも一手ですが、「出先でNintendo SwitchとARグラスを接続して遊びたい」需要には今でも使える製品がいくつかあります。
ひとつは映像出力対応のUSB-Cポートを増やして給電にも対応するハブ型で、Switch 2ドック機能を売りにするもの。ただのハブで給電はできないため、これに高出力のモバイルバッテリーなどを併用します。
各社が販売していますが、Switch 2側のシステムアップデートで塞がれることがあり、現在のバージョンで使えるかに注意が必要です。
バッテリー一体型のオールインワンでおすすめは、XREALのライバルVITUREが販売する「VITURE Proモバイルドック」。VitureのデイビッドCEOが「移動中にVITUREでSwitchを遊びたい!」と開発したこともあり、2026年3月17日配信の22.0.0 でも問題なく動作しています。
VITUREだけでなくXREALのグラスも接続できることを確認済み(以前は色が間違っていましたがXREAL側の更新で直ります)。
HDMI入力に対応し、据え置きゲーム機などHDMI出力のデバイスをメガネで見る変換アダプタ機能も。映像出力が2つあり、二人同時プレイのため二本のメガネに出力したり、メガネとモバイルディスプレイに出力等ができるもの面白いところです。バッテリー容量も13000mAhと大きめ。
一台何役にもなる便利ガジェットですが、バッテリー容量もありやや重い(約359g)、でかいのが課題。VITUREはこのモバイルドックをNintendo Switch 2と合体させるホルダーまで公式で販売しているため、一体化して使うことも一応可能です。
追記: XREALに異例の「発売見合わせ」について聞いてみました。コメントはこちら。
『この度は『XREAL Neo』の発売見合わせにつきまして、多大なるご迷惑をおかけし深くお詫び申し上げます。
現在、最終的な品質確認に想定以上の時間を要しており、お客様に万全の状態でお届けすることを最優先に取り組んでおります。
具体的な発売時期や詳細につきましては、現時点でお伝えできる段階に至っておらず、続報は改めて公式にご案内申し上げます。大変恐縮ではございますが、引き続き温かく見守っていただけますと幸いです。』
生暖かく見守ってゆきたいと思います。









