Windows 11の「フォト」にCopilot AI機能が追加、デスクトップ背景の設定やスライドショー作成が可能に。一部ユーザーのみ展開中

ガジェット PC
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

特集

Image:PhantomOcean3/X
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Windows 11の一部ユーザーが、標準アプリ「フォト(Photos)」で生成AI機能のCopilotが利用できると報告しています。

マイクロソフトは先月、今後1か月間のうちにWindows 11にさらなる価値をもたらす一環として、フォトアプリに「新しいAI編集機能」を追加すると予告済みです。また昨年夏には、Windows Insider向けフォトアプリでAI機能がテスト中だと確認されていました

未発表のWindows新機能に詳しいPhantomOcean3氏は、フォトアプリにCopilotプラグインが追加されたと報告。そのスクリーンショットを共有しつつ、アプリバージョン2024.11030.22001.0で利用できると述べています。

現時点でのAI機能はデスクトップ背景の設定やスライドショーの作成/表示に限られているようです。また、プラグインの利用は設定からオン/オフが可能であることも確認できます。

さらに、OneDrive関連の設定にも項目が追加されており、ここでMicrosoftアカウントを追加すれば、OneDrive内の画像もAIが検索する対象になります。

とはいえまだ手元の環境では利用できません。ユーザーにより展開に時差があるのかもしれませんし、または反響を確かめるA/Bテストを行っている可能性もあります。

マイクロソフトの未発表情報に詳しいWindows Centralは数か月前、フォトに写真内のモノや人を識別し、切り取って別の場所に貼り付けられるAI機能が開発中だと述べていました。こうした機能は、すでにiPhoneやAndroidでも実現済みです。

また同サイトはフォトやSnipping ToolにOCR(テキスト認識)機能が追加されると予想していましたが、すでに後者には「テキストアクション」として実装済みです。


もっとも、ペイントのAI機能「コクリエイター」は今のところ米国やフランスなど一部の国でのみ利用可能であり、同様の制限がフォトでも課される可能性はあるのかもしれません。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)


《Kiyoshi Tane》
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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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