有機EL採用の新型iPad Pro(仮)は近日発表見込み、11インチ版は品薄予報。ディスプレイ製造に遅れとアナリスト報告

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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Image:Apple

アップルが有機ELディスプレイを搭載した新型iPad Proをまもなく発表・発売することは、複数の識者や有力な情報源が相次いで予測してきました。

次期iPad Airとともに、早ければ今月(2024年3月)内、遅くとも4月との見方が固まりつつあります。


Appleの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者も最近、「改良された iPad Pro、新しい iPad Air(12.9インチ版を含む)」が準備中であり「3月末から4月頃」に発売だと述べていました

そんななか、11インチと13インチ(12.9インチ後継モデル)の2種類あるうち、11インチ向けディスプレイ生産が遅れているようだと、信頼性の高いアナリストが報告しています。

ディスプレイ関連サプライチェーン調査会社DSCCのアナリストRoss Young氏はXで、有料購読者向けに次期iPad Pro関連の情報を提供9to5Mac経由)。

そこでは11インチiPad Pro用の有機ELパネルは現在サムスン・ディスプレイが製造し、13インチ向けはLGディスプレイが製造していること。そして、11インチ用のパネル生産が13インチより「遅れているようだ」と述べています。

11インチ用パネルはサムスン、13インチ向けの製造をLGが分担していることは、台湾電子業界誌DigiTimesや韓国メディアThe Elecの報道とも一致しています。

今回の最新情報が正しければ、少なくとも発売直後は、11インチモデルが13インチよりも品薄になる可能性があります。

が、Young氏は今月中にはLGも11インチ用の生産を始める予定だと付け加えています。つまり、当初は供給不足で納期が延びるとしても、来月以降には緩和されるのかもしれません。

上記のGurman記者は、次期iPadと同時に新型Magic KeyboardやApple Pencilも登場すると予想しています。

11インチ・13インチともにディスプレイがめざましく改善され、本体も薄くなりつつ、その代償として大幅値上げになるとの噂もあります。

そこにキーボードやペンシルなど追加の出費もあるとすれば、購入希望者はある程度の覚悟を決めておいた方がよさそうです。




《Kiyoshi Tane》
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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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