Google版AirTag、紛失防止トラッカーPixel Tag発表 新技術『Bluetooth CS』で高精度、UWBも搭載

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Ittousai

Tech Journalist. Editor at large @TechnoEdgeJP テクノエッジ主筆 / ファウンダー / 火元

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Googleが初の純正Bluetoothトラッカー「Google Pixel Tag」を発表しました。

Pixel Tagは、簡単にいえば「Google版のAirTag」。鍵や財布、スーツケースなどに取り付け、Androidの「Find Hub」アプリから位置を把握したり、置き忘れを通知できます。

Bluetooth + UWB(超広帯域無線)の組み合わせもAirTagと同じ。一方、Pixel Tagは新技術「Bluetooth Channel Sounding」(CS)による高精度な計測が特徴です。

米国では11月11日に29ドル(4個99ドル)で発売予定。日本では11月に単品5,010円・4個セット16,940円で販売します。

■ 10億台のAndroidが探すFind Hub対応、新技術Bluetooth Channel Sounding採用

GoogleはAndroidデバイスを使った紛失防止・追跡ネットワーク Find Hub (Find My Device)を2024年から提供しており、対応のBluetoothタグもMotorola や Chipoloほか各社が販売中ですが、純正のタグとしてはこの Pixel Tag が初の製品です。

Pixel Tag はスマートフォン等と通信するBluetoothと、対応端末が近距離にあれば高精度な距離と方向も分かるUWBという、AirTagと同じ構成。しかしBluetoothの新技術として、高精度な測距を可能にするBluetooth Channel Sounding (CS)を採用する点が特徴です。

Bluetooth CS は位相差や信号の到達時間などを手がかりに、センチメートル単位での距離測定を可能にする技術。

従来の技術と比較すると、Bluetoothだけのトラッカーで分かるのは電波の圏内にあるかどうか(見通しにより数メートル~数十メートル程度)、信号の強さ程度。遠ざかれば信号は弱く、近づけは強くなるものの、おおまかな目安にしかならず、「この近くにあるけれど見つからない」、音を鳴らしても分からない等の場合もありました。

さらにUWB(超広帯域無線)チップを組み合わせたタイプは、UWBによる高精度な位置推定が可能。たとえばAirTagを対応iPhoneで探すと、1メートル未満の距離や方向まで画面上に表示されます。ただし探す側にもUWBチップが必要です。UWBチップを載せているのはハイエンドを中心にした一部のスマホだけで、たとえば Pixel 11 Proは対応する一方、無印Pixel 11は非対応。

Pixel Tagが対応するBluetooth CSは、Bluetoothだけで~10センチ単位の距離測定を可能にします。UWB非搭載のスマホでも使えますが、新しい技術なのでBluetooth 6.0が必要。たとえばPixelではPixel 10世代で初めて対応しました。

結局「UWBがないスマホでも高精度で発見可能 (ただし最近のBT 6.0対応機種に限る)」ではありますが、対応機種は今後増えてゆく見込みです。

■ AirTag /「探す」との違い

Google Pixel TagAirTag(第2世代)
価格(単品/4個)5,010円/16,940円5,480円/18,400円
発売2026年11月予定2026年1月
ネットワークFind Hub(Android 10億台超)「探す」(Appleデバイス)
高精度探索UWB+Bluetooth Channel Sounding第2世代UWBチップ
形状・重量46.1×28×5.4mm/11.8g直径31.9mm×厚さ8.0mm/11.8g
共有最大10人最大5人(所有者含め6人)
電池CR2032(1年以上)CR2032(最大1年)

重量は偶然にも同じ11.8g。AirTagが円盤状でそこそこ厚い8.0mmなのに対し、Pixel Tagは細長い楕円形で厚さ5.4mm。わずかな差ではあるものの、Googleは財布に収まる薄さを訴求しています。幅もAirTagの31.9mmに対して28mmとやや細くなっています。

素材はステンレススチールとポリカーボネート、カラーはFogの1色のみ。IP67の防水防塵に準拠します。

電池はユーザー交換が可能なCR2032コイン電池で、1年以上の駆動をうたいます。これもAirTagと同じ。加速度計とスピーカーを内蔵し、タグ側のボタンを押してペアリング中のスマートフォンを鳴らすこともできます。

セットアップはFast Pairで完結し、1つのタグを最大10人と共有可能。置き忘れ通知にも対応。Pixel WatchのFind Hubアプリから鳴らしたり、Pixel Buds経由でGeminiに依頼したりもできます。

Googleによれば、Find Hub は10億台以上のAndroid端末が参加するネットワーク。AirTagと同じく、持ち主のBluetooth圏外になっても近くに対応Android端末があれば匿名のまま通信して、バケツリレー的に位置情報を伝えます。

国内価格は単品5,010円、4個セット16,940円。Appleは先日AirTagも値上げしたため、Pixel Tagのほうが500円ほど安いことになります。

《Ittousai》

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