iPhone 16 Pro (仮)は半押しできるカメラ専用の「キャプチャーボタン」搭載?CAD図面と称する画像公開

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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Image:91mobiles
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次期「iPhone 16」シリーズは、例年通りであれば2024年秋頃に発売される見込みです。

その数ヶ月前ではありますが、大小サイズのうち小さい方である「iPhone 16 Pro」のCADレンダリングと称する画像を、インドメディアの91mobilesが公開しています。

未発表スマートフォンの「CAD図面」と称するものが公開される場合、メーカーに部品を供給するメーカーや、部品を組み立てて完成品にする工場等から入手した設計図ファイルを元にした画像であることが一般的です。

91mobilesは「iPhone SE 4 (仮)」の際と同じく出所を明らかにしていませんが、過去にも未発表のApple製品について正確なリーク情報を掲載していた実績はあります。

一方で、仮に本当に次期 iPhone の製造にかかわる筋から得た情報であっても、どの工程に使われるデータなのか等の理由で、製品の全貌について分かるわけではないことも注意が必要です。


真偽はいったん脇に置くとして、今回の情報によればiPhone 16 Proの寸法は149.6×71.4×8.4mm。以前、アップル関連情報サイトMacRumorsが伝えた数値とほぼ一致しています。


さらにベゼルの薄さや、iPhone 15 Pro(146.6×70.6×8.25mm)よりわずかに背が高く・幅が広くなっていることから、画面サイズが6.1インチから6.3インチへと少し広くなる可能性が高まりました。

次に背面カメラ周りは、iPhone 15 Proのデザインとほぼ同じ。ほぼ正方形のカメラバンプ(出っ張り)の内側にトリプルカメラやLEDフラッシュ、マイクやLiDARセンサ等が収納されているようです。

ここ最近、著名リーカーMajin Bu氏がまるでハンドスピナーや回転式電気カミソリのような予想図を公開していました。が、本人も「この情報が100%正確なのか、自分には検証する術がない」と言ったこともあり、こちらの確度は低いかもしれません。

そしてiPhone 15 Proにもあったアクションボタンは、少し大型化しているのが確認できます。

最も注目すべきは本体の右側、サイドボタン(電源ボタン)の下に新ボタンが追加されていること。これは噂の「キャプチャーボタン」だとされています。

キャプチャーボタンとは、iPhone 16シリーズ全モデルに加わることを複数の識者が予想しています。はじめMacRumorsが報じた後、アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者が「ビデオ撮影専用のボタン」だとコメントしていました

さらに独自の情報源を持つニュースメディアThe Information(9to5Mac経由)は次のような詳細を報じていました。

  • タッチと圧力の両方に反応。ボタンの表面を左右にスワイプするとズームイン/ズームアウトが可能

  • ソリッドステート(物理的に動く部品がない)ではなく機械式であり、実際に押し込める

  • 軽く押すとピントを合わせ、より強く押すとシャッターが切れる

また91mobilesは、iPhone 16 Proは内部スペースが広くなるため、iPhone 15 Pro Maxと同様の光学5倍カメラが搭載できるとの予想に言及しています。

こちらは独自情報ではなく、複数の識者やサプライチェーン筋が伝えてきた噂話の再確認に過ぎません。


iPhone 16標準モデルに関しても、背面カメラがタテ並びになるほか、キャプチャーボタン追加の噂が相次いでいました。


最近も上記のBu氏が、「iPhone 16 CAD」と称する画像を公開し、「キャプチャーボタンの形状がよく分かる」と述べていました。

これらは全て、非公式の噂話に過ぎず、仮にその時点で正しい情報に基づいていたとしても、アップル社内で変更することもあり得ます。これからの数ヶ月、おそらく次々とやって来る噂話を精査したいところです。

《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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