『デス・ストランディング』実写映画化にA24が合流。コジマプロダクションと共同製作

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Munenori Taniguchi

Munenori Taniguchi

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Kojima Productions, A24
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コジマプロダクションが、ゲーム『デス・ストランディング』の実写映画を、米国のA24と共同で制作すると発表しました。この映画化は昨年、ハマーストーン・スタジオの全額出資による製作が発表されています。

A24といえば、第95回アカデミー賞でともに複数部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』や『ザ・ホエール』『ミッドサマー』『ヘレディタリー』等々を手がけたインディペンデント系製作・配給会社。

一方『デス・ストランディング』は、小島秀夫氏が自ら設立した会社での第1弾としてリリースしたゲーム。大災害の後、文明が分断されてしまったアメリカ大陸を、荷物の配送で再びひとつにまとめるという、一聴しただけでは何を言っているのかわからない、それでいてやりこむほどにその魅力に引き込まれる、独特の世界観を持つ作品です。

今回の国際共同製作契約は、コジマプロダクションからA24へ作品の映画化権を独占的にライセンスして行われるものとなっています。小島秀夫氏はA24について「設立当初から『A24でしかありえない』独自性と存在感を放つ希有な存在」であり「コジマプロダクションにも通じる姿勢を感じていた」とし、両者の共同製作によってこの作品が「ゲームを映画に置き換えた、ただのトランスレーションではない。ゲームのファンだけが満足するのではなく、映画ファンも唸るようなものになるはずだ」と述べました。

英文のプレスリリースでは、映画化に際して「生と死の境界線を曖昧にし、崩壊寸前の世界に悪夢のようなクリーチャーをもたらした『デス・ストランディング』と呼ばれる終末的な出来事にまつわる謎に迫ることを約束する」と説明されており、もしかするとゲーム内の世界が生じる原因になった謎の爆発や、時雨(ときう)、BT、ビーチといった不可思議な現象の謎が、いくらかは明かされるのかもしれません。

なお、コジマプロダクションは2022年のThe Game Awardsで『デス・ストランディング』の続編となる『DEATH STRANDING 2(Working Title)』を発表済み。さらに先日行われた今年の同イベントでは、新プロジェクトとして『OD』と称するタイトルを発表したばかりです。




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《Munenori Taniguchi》
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