アップルが開催した世界開発者会議WWDC 2023に、ゲームクリエイター小島監督こと小島秀夫氏が登壇し「デス・ストランディング ディレクターズカット」をmacOSに提供することを発表しました。
監督が登場したのは、ゲーム向けに機能を最適化するmacOS Sonomaの新機能「ゲームモード」が紹介された流れを受けてのこと。
日本語でのスピーチ含め、昨年のWWDC 2022でカプコンの伊集院勝氏がMac版『バイオハザード ヴィレッジ』を紹介した流れと似ています。
小島監督は1994年に初Macを入手したこと、Macにゲームを届けることが長年の夢だったと語り、「ディレクターズカット」が2023年末に発売決定したと発表。
本作を皮切りに、今後のコジマプロダクションのタイトルについても、アップルプラットフォームへの展開を積極的に行っていくとしています。
もっとも、現在までのコジマプロダクション開発タイトルは初代「デス・ストランディング」と「ディレクターズカット」のみ。続編「デス・ストランディング2」はPS5独占とも思われましたが、このタイミングで小島氏がWWDCに登場したということは、今週末に開催される世界的ゲームの祭典「Summer Game Fest」で何らかの発表があるのかもしれません。
ちなみに小島監督の過去作のリメイク版である『METAL GEAR SOLID Δ:SNAKE EATER』については、監督が一切関わっていないことが確認済みです。コナミ広報は、開発担当が『DARK SOULS REMASTERED』等を手がけたVirtuosだと明かしています。
「ディレクターズカット」の予約はMac App Storeで近日中に開始する予定とのこと。アップルのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長クレイグ・フェデリギ氏の「サンクス、小島サン」のフレーズも何度も聞き直したいところです。