PCエンジン全部入り互換機Analogue Duoは年内出荷。Pocketアダプタセットは再延期で来年2月

高精度なレトロゲーム互換機で定評あるAnalogueが、製品の入荷・出荷・配信時期を一挙にアップデートしました。

まず販売中の最新製品であるPCエンジン系列互換機Analogue Duoは、予約者に12月11日より出荷し、クリスマスまでには配送します。

Analogue Duo はNECが1987年に発売した家庭用ゲーム機PCエンジンとその系列に対応した互換機。オリジナルのPCエンジンのゲームカートリッジであるHuカードやCD-ROMに加えて、アーケードカードや上位版スーパーグラフィックスのゲームも当時そのまま遊べるほか、実機コントローラポートすら備えます。

(NECの据え置きゲーム機ではあるもののPCエンジンではないPC-FXは非対応)

現代的な仕様は低遅延HDMI出力、無線コントローラのためのBluetooth / 2.4GHzワイヤレス、SDスロットにUSB端子など。

PCエンジンのゲームを遊ぶには、Analogue Duo以外にもエミュレータベースの再販ソフトを買ったり、復刻ハードのPCエンジンミニ、あるいは非ライセンスのエミュレータゲーム機、あるいは実機などの選択肢もあります。

Analogue製レトロゲーム互換機の特徴は、HDMIや無線など現代的な機能と実機カートリッジやカード、ディスク、周辺機器対応に加えて、挙動をプログラムできるプロセッサであるFPGAを採用すること。

PCエンジン互換機Analogue Duoが予約受付開始。FPGAで高い互換性、スパグラやアーケードカードも対応 | テクノエッジ TechnoEdge

海外ゲーム機メーカーのAnalogueは、PCエンジン互換機の「Analogue Duo」の予約販売を開始しました。

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様々な理由で完全再現が難しいソフトウェアエミュレーションのかわりに、当時のゲーム機の内部ハードウェア構成をFPGA上に再現することで、高い再現性や低遅延を売りにしています。

Analogue Duoは現時点でも、249ドル / 約3万6000円で予約が可能。今からの予約では来年2月以降の出荷となります。

Analogue Pocket 白黒も近日再入荷、ドックに白追加

ゲームボーイやゲームボーイアドバンス、ゲームギア等々の実機カートリッジが遊べるAnalogue の携帯ゲーム互換機 Analogue Pocket にも更新がありました。

品薄が続きなかなか手に入らない人気商品にもかかわらず、最近は蓄光バージョンやスケルトンバージョン、歴代ゲームボーイの本体色に合わせた限定カラー8色など、すでに持っているユーザーもコレクション欲を煽られるようなリミテッド・エディションばかりを台数限定で連発してはやはり即完売を続けていましたが、今回は久々に標準色のホワイトとブラックが再入荷します。

高級レトロ携帯ゲーム機Analogue Pocketにまた限定モデル、今度はGBP/GBAの8色。11月18日午前1時に予約受付開始 | テクノエッジ TechnoEdge

携帯ゲーム互換機のAnalogue Pocketが、また限定版モデルの「Classic Limited Editions」を発売します。価格は249.99ドルです。

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さらに、従来はブラックしかなかった周辺機器のAnalogue Dockに、初めてホワイトバージョンが加わります。色で選ぶ派、白本体に黒ドックは趣味に合わないというユーザーには嬉しいニュースです。

公式ストアでの予約受付はAnalogue Pocket / Dockともに12月4日朝8時、日本時間では5日午前1時から。4日発売の分は年内に配送予定。

12月8日(日本時間9日午前1時)にも入荷を予定しており、こちらのバッチは2024年2月に出荷予定です。

Pocket関連の嬉しい知らせといえば、Analogue Pocketの独自OSであるPocket OSも12月初頭にv1.2が、クリスマス前にはv2.0が提供予定。

v1.2は多数のバグ修正や新コントローラ対応、内蔵シーケンサアプリNanoloopの更新、開発者向け機能の追加など。

v2.0では、OpenFPGA規格のサードパーティー製コア(レトロPCや各種ゲーム機の再現機能)でも、Pocketの超高精細ディスプレイを活かして実機の見え方を再現する「Original Display Mode」、および新たなモードであるトリニトロンブラウン管再現モードが利用できるようになります。