タッチスクリーン付きHomePodの画像が流出? プロトタイプの部品と称する写真がXに

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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Image:Apple

アップル社内でディスプレイを搭載した新型HomePodを開発しているとの見解は、信頼性の高いアナリストも主張していたことです。


その試作品らしき画像が、ネット上で公開されています。

アップル未発表製品の比較的正確なリーク情報で知られるKosutami氏は、Xにて「タッチスクリーンを搭載したHomePod」と称する画像をシェアしています

Kosutami氏は先日も、未発表だったiPhone 15用「ファインウーブンケース」の正式名称を的中させています。


今回の画像は、今年初めに発売された第2世代HomePodと似たサイズながら、筐体の上側にはディスプレイが搭載されているようです。


さらにKosutami氏は、「エンジニアリングビルドのHomePod」のフレームシェルだという写真も公開。ここでは既存のHomePodにはなかった上部ガラスが確認でき、「タッチスクリーン用に設定されている」と説明しています。


米9to5MacはKosutami氏の画像が本物だとの裏付けが取れたと主張。このプロトタイプの開発コード名は「B720」だと述べています。

また、tvOS 17のコードに、Apple MusicとApple Podcastが新たなディスプレイ形態に対応する最初のアプリであるとする手がかりを発見。具体的な動作としては「曲やポッドキャストの再生中にアルバムアートの色でふわっとしたアニメーションを表示」や「一部の重要な通知の表示」等の可能性もあると付け加えています。

ディスプレイ付きHomePodについては、アップルのサプライチェーン情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏が「2024年上半期に、7インチパネルを採用した再設計版HomePodを発表」し、「アップルの他のハードウェア製品との緊密な統合が可能となり、同社のスマートホーム戦略に大きな変化をもたらす可能性がある」と述べていました

アップルのスマートホーム戦略は、今のところ順調とは言えません。その巻き返しを図るため、「iPadとHomePodをロボットアームで繋げた合体製品」や「iPadをスマートディスプレイにする外付けドック」を開発中だとの噂もありました。



いずれも、アップル内部に情報源を持つとされているBloombergのMark Gurman記者が主張したことですが、「日の目をみなかった製品」になってしまう可能性も当然ながら、あります。

《Kiyoshi Tane》

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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