Googleは、日本時間10月4日夜に開催されたMade By GoogleイベントでAndroidとiOS向けの「Assistant with Bard」を発表しました。
これはGoogle Assistantに対話型AIサービスのBardの機能を組み合わせた機能で、Assistantの個人用ヘルプ機能にBardが持つ生成AIとしての能力、さらにGmailやGoogle Drive、Google Docsへのアクセスを可能にするBard Extensions機能も含まれています。
たとえばAssistant with Bardに「今週見逃している重要なメールを教えて」とたずねれば、該当するものがリンクとともに箇条書きで書き出され、イベントのロケーションが記述されていればそれをGoogleマップ上に表示することもできます。
また、SNSにペットの写真をアップロードする場合は、Assistant with Bardで画像にオーバーレイを表示し、そこで投稿のテキストの代筆を頼むことも可能です。Assistant with Bardの「会話型オーバーレイ」は、テキスト、音声、または画像の入力を受け入れます
Google BardとAssistant担当副社長Sissie Hsiao氏は、Assistant with Bardの登場を、これまで基本的なタスクに制限されていた会社のデジタルアシスタントにとって大きな飛躍だと述べました。
なお、Googleは現状のAssistant with Bardは「早期の実験段階」だとしており、数か月以内に予定する正式リリースの前に、テスターによるフィードバックを受け付ける予定であり、テスターとして登録する方法は改めて発表するとしました。
