SteelSeriesがゲーミングマウス「Sensei Pro」「Rival Pro」を発売しました。
「Sensei Pro」「Rival Pro」は多くのデバイスが利用して干渉も多い2.4GHz帯ではなく、7.25~9GHz帯のUWB(超広帯域無線)を採用することで、最大8,000Hzのポーリングレートに対応する高性能マウス。
バッテリーはSteelSeriesお得意の「インフィニットパワーシステム」採用。交換バッテリーを無線ベースステーションで充電しておきホットスワップすることで、実質的に「無限」と称する方式です。
左右対称の「Sensei Pro」と、右手用エルゴノミクス形状の「Rival Pro」、それぞれのMiniサイズをあわせて計4モデル。基本仕様は共通です。

重量はブラックのフルサイズが53g、Miniが49g(ホワイトは表面仕上げなのか素材か、それぞれ約1g重い)。
7年ぶりのSensei復活
SteelSeries Senseiは2011年、当時としては高度な32bit ARMチップ内蔵によるマウス内部演算や高度なカスタマイズ性を備えて登場したエポックメイキングな製品。
Sensei Proは2019年の「Sensei Ten」以来7年ぶりの新モデルにあたり、SteelSeriesとしては創業25周年の節目になる製品です。
エレコムに次ぐUWB採用、更新レートは8000Hz
今回の新規性のひとつは、帯域が広く干渉も少ないUWB接続を採用したこと。日本向けモデルでは7.25~9GHz帯を使用します。
ゲーミングマウスでのUWB採用は前例がないわけではなく、エレコムは2025年9月に「VM800」シリーズ(19,980円)を発売していました。
8000Hzは、PCへの報告間隔が0.125ミリ秒になる設定。超高速にマウスを動かしても、軌跡の途中で飛ぶことなく、忠実に入力を伝えます。
Windowsは最近の更新でハイポーリングレートマウスの扱いを改善したものの、現状のゲーム側対応としてはオーバーキルになることが多く、環境によってはデメリットになることもないではありません。
そのためセンセイプロでは、無線通信とクリックを8,000Hzに維持したまま、センサーの位置情報の更新だけを1,000~4,000Hzに下げる「SuperSync」機能に対応します。
センサーは最大42,000DPIの「TrueMove 42K Pro」、スイッチは1億回耐久の光学式。
マウスでも交換式「インフィニット」バッテリー採用

UWB以外の特徴としては、SteelSeriesのヘッドセットでおなじみ、予備バッテリーをドックで充電しておき交換すれば実質無限という「インフィニットバッテリーシステム」をマウスとして初採用します。
バッテリー1個の駆動時間は、8,000Hz時で最大16時間、1,000Hz時で最大60時間。
1個あたりと比較すれば、満充電でもっと長く使える製品はありますが、SteelSeries製品のインフィニット(略)はワイヤレスの受信機が充電器を兼ねており、手を伸ばして素早く交換できることが売り。充電待ちのあいだ有線で使ったり、交換用電池を探しておろおろすることもありません。
「ホットスワップ」については、バッテリーを外してから交換用をすぐに装着すれば、マウスの電源を入れ直すことなくすぐに使える意味。
「ホット」とは?と一瞬悩みますが、そもそも裏返して交換するために、抜いている数秒間にマウスとして機能するか否かはあまり意味がありません。
予備ソールとグリップテープも同梱
付属品は、受信機を兼ねる充電台、バッテリー2個、USBケーブルに加え、交換用の100% PTFE製マウスソール、ホールド感を調整できるグリップテープ。
ソールは面積が広い豪勢なタイプ。消耗品なので、減ってから悩んで買い足したりサードパーティ品で悩むことなく、付属品に代えられるのは嬉しい点です。
祝:インストール不要な「GG Web」
設定には従来のPC用アプリ「SteelSeries GG」に加え、インストール不要でブラウザから設定できる「GG Web」も使えるようになりました。
使える機能はDPIやポーリングレート、ボタン割り当て、ファームウェア更新など。
周辺機器用の独自アプリは必ずしも悪さをするわけではありませんが、特にゲーミングデバイス用では分野の違う多数の商品にまとめて対応したり、ライティング管理やサインインとクラウド同期等々の多機能化・重厚化が著しいこともあり、できれば入れたくないゲーマーが少なくないのも事実。
シンプルに環境を問わず使える意味でも、Web版GGは嬉しいニュースです。
単体アプリ版と同じフル機能というわけではなく、使いやすい感度を探す「Sensitivity Finder」や、ゲーム間で感度を換算する「Sensitivity Converter」などは、従来どおりPC版のGGが必要です。
参考価格33310円、秋葉原で体験ポップアップ開催
参考価格は33,310円(税込)。ブラックを11月20日から、ホワイトは12月中旬以降に出荷します。
為替の関係もあり、大台に乗った感はありますが、競合の競技対応ハイエンドも最近は3万円弱の製品もあります。
SteelSeries的には、UWB採用の性能に加えて、充電器兼用ドック、予備バッテリーやソール付属といった付加価値で訴求するようです。

10月23日から25日まで、東京・秋葉原の「LIFORK AKIHABARA Ⅱ」(いにしえの「Linux Cafe」だったとこ)で、Sensei / Rival Proを含むSteelSeriesデバイスの実機を試せるポップアップイベントも開催。ゲーミングPCと一式揃えて実際に試せる台が多数並んでいるため、マウス以外のキーボードやヘッドセット含めて、価格に見合う価値がありそうか試すには良い機会です。









