スマート天体望遠鏡「DWARF II」を動画レビュー。赤道儀不要、合成も自動。離れた場所から気軽に撮影

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わっき

デジタル・コンテンツ・デザイナー/パノラマ写真家/YouTuber。1999年にフリーランスとして独立。テレビ/映画/ゲームなど幅広い分野の映像制作を手がける他、YouTuber、動画レポーターとしても活動中。パノラマ写真は1990年代から撮り続けている。

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銀河や星雲などの天体写真を撮影したいと思った時、機材もいろいろと用意しなくてはならないし、専門的な撮影知識と後処理の編集も必要となります。

そんな難しい話をまるっと解決してくれるのが、今回ご紹介するスマート天体望遠鏡「DWARF II」です。クラウドファンディングkibidangoで既に目標達成済みです。

専用スマホアプリとWi-Fiで接続して制御できるだけでなく、画面を見ながら写真や動画の撮影も可能。明るい日中でも通常の望遠鏡として使用できます。

・kibidando「DWARF II

その動画レビューを公開しました。

DWARF IIの真価を発揮するのは銀河や星雲などの天体写真撮影です。

まず最初にキャリブレーションをタップすると、自動的に星の配置を検出して望遠鏡がどこにあってどの方向を向いているのかを特定してくれます。

赤道儀も要らないし、面倒な極軸合わせも不要。ワンタップでちょっと待つだけで全てDWARF IIが行ってくれます。

あとは見たい天体をカタログから選択するだけで、数秒のうちに自動的に目的の天体を画面中央に捉えてくれるのです。

もちろんカタログにない天体でも手動で赤経赤緯を入力すればOK。

撮影条件を設定して記録フォーマットや枚数を指定すれば、あとは自動的に追尾しながらスタック処理(比較明合成)し、スマホ画面に天体がどんどん浮かび上がってきます。

より鮮明に記録したい場合はダークフレームを取得してカラーノイズを減らしたり、UHCフィルターを装着してコントラストを高めたりすることも可能です。

見たい天体を指定するだけで次から次へと観察できちゃいます。

とはいえ従来からある本気の天体写真とは違ってそれほど高画質とは言えません。

それよりもWi-Fi接続なので快適な建物の中など離れた場所からも観察可能ですし、とにかく手軽に宇宙を身近に感じられるのがとても楽しかったです。

他にも太陽観察用のフィルターが付属していたり、アプリでパノラマ撮影やトラッキング機能もあります。価格は7万1000円から。

こんなに軽量コンパクトならいろいろ持ち出して楽しめそうですね。

▲日中の望遠撮影もいけます

《わっき》

わっき

デジタル・コンテンツ・デザイナー/パノラマ写真家/YouTuber。1999年にフリーランスとして独立。テレビ/映画/ゲームなど幅広い分野の映像制作を手がける他、YouTuber、動画レポーターとしても活動中。パノラマ写真は1990年代から撮り続けている。

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