家に近づく不審者にペイントボールを射出するホームセキュリティカメラ、クラウドファンディングへ

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Munenori Taniguchi

Munenori Taniguchi

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ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他

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スロベニアのスタートアップ企業PaintCamが、ユーザーの自宅への訪問者を監視するだけでなく、潜在的な侵入者にペイントボール弾または催涙ガス入りの弾を発射できるホームセキュリティカメラ「PaintCam Eve」を開発しました。

このカメラはAI顔認識機能を搭載しており、登録された人物とペット以外の訪問者が不用意に家に近づくと警告を発し、それでも侵入してくる者にはペイントボールや催涙ガス入りのカプセルを発射し、追い払います。なお、PaintCam Eveには3つのグレードがあり、顔認識は上位グレードのPaintCam に、動物検出はEve Proおよび中間グレードのPaintCam Eve+に搭載されます。

PaintCamは、まだこのカメラの主なスペックを明らかにしていませんが、ウェブサイトでは暗視機能、動体追跡機能、不審者検知時の音声警告および自動録画機能、スマートフォン用アプリに現状の映像を配信するといった機能を紹介しており、一般的な家庭防犯用カメラが備える機能はだいたい搭載していることがわかります。

ただ、見知らぬ人が家に近づくのをただ監視するだけでなく、積極的に排除しようとするのは、ホームセキュリティ的には心強いものの、郵便や宅配便、Uber Eatsの配達員が来たときなどにどう対応するのかは気になるところ。もし不必要に相手の服を汚したり、目に痛みを覚えさせるような攻撃を加えると逆に問題になる可能性もあり、動作設定は慎重に行う必要があるかもしれません。

PaintCam Eveは、4月23日よりKickstarterでクラウドファンディングキャンペーンを開始する予定なので、そのときには詳しい情報が明らかになるはずです。

ちなみに、PaintCamが公開しているプロトタイプのテスト動画では、やや大きめの監視カメラに見えるPaintCam Eveが、近づく人物を認識して常に正対するように動き、またペイントボールを発射する様子を見ることができます。



《Munenori Taniguchi》
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