ダイヤテックは4月12日、同社が展開するFILCO Metalsシリーズの新製品「Multi Stand "ZON"」をオンラインショップ限定で発売しました。価格はZON本体が2780円、ZONとローレットピンのセットが3080円。
Multi Standシリーズのキーボードスタンドには、昨年発売されたフルスチール製の「Multi Stand “DAN”」もあります。ドリンクホルダーやケーブルホルダー、自由雲台なども組み合わせられる多機能なDANと比べると、ZONはステンレス板2枚だけというとてもシンプルな構造です。
なお、ZONという名称は、「ある、あらしめる」を意味する漢字の「存」に由来しており、置かれたものをより輝かせる為に開発したとのことです。ちなみに、DANは「土を盛り上げて作った儀式を行う場所」という意味の「壇」に由来していました。
素材には、2mm厚でヘアライン仕上げを施したSUS 430-HLを使用。スタンドとして使用していないときでも、机上で存在感を放つとのこと。また、SUS 430には磁性があり、マグネットが使用できるので、机上クリップボードとしても利用可能です。
とはいえ、キーボードなどのディスプレイスタンドとしての使い方がメインにはなりそうです。オプションのローレットピンを利用することで、マウスをディスプレイしたり、スマートフォンやタブレットのスタンドとしても利用できます。
キーボードのディスプレイスタンドというのは、一般の人からするとなんの事かわからないかもしれませんが、キーボード好きな人は何台ものキーボードを所有し、用途(ゲームや文章作成など)や気分によって使い分けたり、単に眺めるために飾っていたりすることもあるようです。
そういう用途では、アクリル製など存在感が薄いスタンドが好まれるようですが、ZONは名前の由来からしても、むしろ存在感を主張していくスタイル。メカメカしい雰囲気もあり、ゲーミングキーボードなどとは相性がいいのかもしれません。