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三軸ジンバルWebカメラ Insta360 Link発表。机上書類撮影など便利機能満載

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橋本新義

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IT系とゲーム系のフリーライター(タイプ:出オチ)

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PCとキーボードやディスプレイなどの周辺機器、スマートフォン、シューティングゲームなどを好むおじさん。隙あれば出オチやネタ、製品にまつわる余談やいい話を組み込もうとして記事が長くなる程度の能力を持つ。アイコンは漫画家『餅月あんこ』先生の筆による似顔絵です。

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三軸ジンバルWebカメラ Insta360 Link発表。机上書類撮影など便利機能満載
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中国の360度カメラブランド『Insta360』が、電動ジンバル一体型の4K対応Webカメラ『Insta360 Link』を発表。日本でも発売が決定しました。
日本での発売予定時期は8月中旬、市場想定価格は4万5800円(税込)。輸入代理店は、今回も株式会社アスクとなります。

Shenzhen Arashi Vision社が手がけるInsta360は、360度カメラ(全天球カメラ)やアクションカムを中心に手がけてきたブランド。本来は撮影や編集に独特のノウハウが必要とされる全天球カメラを気軽に楽しめるように、様々な工夫を凝らしたカメラ本体やソフトウェアを売りとしており、同ジャンルではユーザーからの厚い信頼を得ています。

今回発表となったInsta360 Linkは、同ブランド初となるWebカメラです。
特徴は、搭載されたモーターによる3軸回転とソフトウェアズームを併用した、高度な被写体追跡と自動フレーミング機能の『AI追跡』。
さらにディスプレイに装着された状態から、カメラの角度を変えて机上を撮影し、さらに傾きを補正して頭上から映したかのように表示できる『デスクビュー』など、Web会議の際に便利な機能を多数備える点。

キャッチコピーは『AI駆動4Kウェブカメラ』となっていますが、それに名前負けしないほど、多彩かつ高度な機能が光る製品となっています。


本体の特徴となる電動ジンバルは、土台部の回転とカメラモジュール部の2軸回転の、合計3軸が稼働するタイプ。
本体サイズは69×41×45mmで、重量は106g。接続端子はUSB Type-Cを台座部に搭載します。

一般的にカメラのジンバルといえば、移動時などの撮影で発生するブレの防止が主な役割ですが、本機はそれとは逆に、様々な角度にカメラを向け、本体の位置が固定されていても、カメラの角度を変更することで、自由度の高い撮影が可能になる点を特徴とします。

まず基本となるのが『AI追跡』。昨今はPCに搭載されたWebカメラでも、被写体となるユーザーに合わせて画角を合わせてくれる機能(MacやiPadの『センターフレーム』など)の搭載が多くなっていますが、本機はこれを物理的な動きでもアシスト。

ズームこそいわゆるデジタル式のみとなりますが、カメラ自体の角度が柔軟に変更できるため、固定されたカメラとは段違いの柔軟性で被写体を追跡できるのがミソです。デモ動画などでは、立ち上がった状態のプレゼンテーターを追跡するシーンや、室内でのダンスシーンを撮影するといった、一般的なWebカメラでは追随できないような使用例も紹介されています。

また合わせて、カメラのモード変更をハンドジェスチャーでコントロールする機能も搭載(上写真ではVサインを検知した状態)。移動しながらのプレゼンなどでも、リモコンを視聴者に見せることなくカメラの操作が可能です。

また、電動ジンバルならではの便利機能が、カメラを動かさずに手元の書類を映し出せる『デスクビューモード』です。
これはカメラの角度を変えるだけでなく、さらにキーストーン(台形ゆがみ)補正もリアルタイムで実行。カメラが斜めであっても書類の正面から(つまり頭上から)撮影したかのような画像を表示し、見やすい状態での会議が行えます。

キーストーン補正自体は、昨今のスマホカメラアプリではいわゆる書類モードとして標準搭載されるようになってきましたが、本機の場合はジンバルとの組み合わせで「机の上の書類を見やすく表示する」というシチュエーションに特化したのがミソでしょう。

▲この状態の四隅にあるのが専用マーカー。誤認識を防ぐための工夫です

さらにキーストーン補正の機能としては、撮影されたホワイトボードを真っ直ぐ映し出す『ホワイトボードモード』も搭載。
こちらは補正を正確に行なうために、補正後の四隅となる位置に貼る専用のマーカーが付属。起動後はこのマーカーを判別して傾きを補正するという、誤認識対策にも配慮した設計です。

加えて、非動作状態が10秒間続くとレンズが自動的に下向きとなる、プライバシー保護機能も搭載。万が一カメラを切り忘れた場合でも、影響を留めるための工夫となっています。これも電動ジンバルを効果的に使った機能と呼べるでしょう。

▲動画配信での使い勝手を大きく広げそうなポートレートモード

撮影モードとしてはさらに、縦長画角(9:16)で撮影できる『ポートレートモード』も。TikTokにPC経由での動画配信を行なう際などに、非常に便利な機能です。


もう一つの特徴は、画質や音質に関して。本機はWebカメラとしてはかなり高価な製品ともなりますが、それだけに画質に関しても配慮された設計となっています。

画質を大きく左右するイメージセンサーについては、Webカメラとしては異例とも呼べる1/2インチサイズの大型モデルを採用。位相差AFに対応したセンサーを採用しているため、オートフォーカスの速度や精度も良好です(Insta360側は『True Focus』機能と呼称します)。

さらにレンズは、35mm換算で26mm、F1.8と明るい仕様。センサーのサイズと相まって、暗所でのノイズの少なさなどにおいては他Webカメラと比べて大きく有利な光学系となっています。なお、被写体追跡などで重要なズームはデジタルズームのみながら、4倍までに対応します。

解像度と最大フレームレートは4Kでは30fps。1080pでは60fpsまで、720pでも60fpsという仕様。さらに1080p/30fps以下のモードであれば、白飛びや黒つぶれを効果的に補正できるHDRモードも使えます。
音声収録用のマイクは、台座部に2基を搭載。ノイズキャンセリング機能を搭載したマイクアレイとして動作するため、会議で重要な音声もクリアに配信可能です。

▲右側の表示が露出補正パネル。ガンマカーブ的な詳細設定も可能です

また特筆すべきは、専用ユーティリティで行える露出補正機能が強力な点です。一般的なWebカメラでは、明るさやコントラストといった限られたパラメーターに対する設定しか行えませんが、本機の露出補正は周囲の明度に合わせた詳細な設定が可能。画面上のグラフを見ながら、いわゆるガンマカーブ的な補正も可能となっています。
これにより、一般的なWebカメラでは難しい、「暗い箇所だけをさらに暗くし、背景を埋没させる」といった制御なども行えます。

▲内蔵マイクは台座部に搭載。ノイズキャンセリング機能も搭載します

このようにInsta360 Linkは、単に「電動ジンバルでカメラの角度が変えられる」というだけではなく、それによる便利な撮影モードを使いやすい機能としてまとめた、ソフトウェア面で定評のあるInsta360ならではのアイデアが光る一品。

価格はWebカメラとしてはかなり高価ですが、テレビ会議などをより見やすい画面で進行したいというニーズを持った方には、代替のないほどの価値を備えたモデルとも呼べそうです。


Insta360 ONE RS 1インチ Leica 360度アクションカメラ
¥118,800
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

●Source:Insta360 製品ページ(日本語)

《橋本新義》
橋本新義

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