機材選定からデジタル人材育成講義までを伴走支援

monoDuki合同会社(本社:鹿児島県鹿児島市、代表:村上将太郎)は、DXハイスクール認定校である学校法人田中学園 水戸葵陵高等学校に対し、機材選定から講義企画、講義実施までを一体で支援する伴走型支援を実施しました。
DXハイスクールでは機材整備が進む一方で、授業実装や継続活用の設計が課題となるケースもある中、monoDuki合同会社は、学校ごとの現場状況に合わせた設計により、実践的な学びにつながる運用を支援しています。
1)今回の支援概要
- 支援先:学校法人田中学園 水戸葵陵高等学校
- URL:https://www.kiryo.ac.jp/
- 所在地:茨城県水戸市千波町2369−3
- 実施期間:2026年1月~2026年3月
- 対象:1年6組 28名
- 主な支援内容:機材選定/授業企画/講義実施/フォロー
- 学校の強み・特色:充実した進路指導と「セブ島修学旅行」など多彩な学校行事を通じ、生徒の主体性を育む教育環境
- 今回の取り組みの目的:DXハイスクール推進、修学旅行連動 XR・探究学習プロジェクトを通じた実践的な情報教育強化
2) DXハイスクールでよくある現場課題と本事例の位置づけ
DXハイスクールをはじめ、学校現場でデジタル機材の整備が進む一方で、実際の授業・探究活動への落とし込みや、継続活用を前提とした運用設計には学校ごとの差が生じやすい状況があります。
本取り組みは、学校法人田中学園 水戸葵陵高等学校の教育方針・授業状況・体制に合わせて、機材選定から授業実装までを一体で設計した実践事例として、今後の教育DX推進における一つの参考モデルとなることを目指しています。
3)導入の背景・経緯
水戸葵陵高等学校では、
- DXハイスクール認定を機に、2年次の修学旅行先であるセブ島の文化・景観・体験をXR技術(VR/MR)でデジタル空間に保存・再構築し、対外的なアピールに活用したい
- AIやXRなど先端分野への体系的な学習機会を整備し、生徒たちの問題解決の引き出しや選択肢を増やしてあげたい
- 機材導入後の活用設計や、教員の負担増を招かない持続可能な運用体制に課題を感じていた
といった課題・構想をお持ちでした。
そこでmonoDuki合同会社は、教育活動への実装を前提とした伴走型支援をご提案し、本取り組みがスタートしました。
4)monoDuki合同会社による学校法人田中学園 水戸葵陵高等学校への支援内容
機材選定支援
教育現場での持続可能な運用を考慮し、Meta Quest 3S、3Dスキャンアプリ(Scaniverse)、VR制作プラットフォーム(STYLY)などの最適なツール群を選定。教員の負担を増やさない伴走体制を整え、専門性の高いXR・AI分野は外部専門家とAIが技術面をサポートしました。
授業・講義企画支援
対象・時間数・到達イメージに合わせ、「修学旅行連動 XR・探究学習プロジェクト」を設計。1年生が企画し2年生が現地で素材収集を行うという、独自の学年連携プロセスを組み込んでいます。
講義・ワークショップ実施

建築的視点を取り入れ、「体験をデザインする」空間設計ワークショップに取り組む生徒たち

パソコン上で空間を操作する前に、手描きで平面図と展開図を作成し、素早くイメージを形にする

描いた空間イメージを発表している生徒

イメージした空間をもとに、修学旅行へ向かう2年生の先輩へ託す「アセットリスト」と「撮影依頼書」をグループで作成する様子
当日は「空間をつくるとは体験を具体的にイメージすること」をテーマに、平面図を用いた建築的思考を学ぶ講義からスタートしました。Meta Quest 3Sなどのツールを用いた操作体験や、MR空間での構築・検証のワークショップを実施。また、修学旅行前の2年生への撮影依頼書作成や、共有ドライブのアクセス権限設定といった技術サポートも行い、生徒たちは役割と責任を持ちながら探究学習に取り組みました。
5)伴走型支援の流れ
monoDuki合同会社が提供する支援は大きく5段階で構成されています。
1. ヒアリング・目的整理
・学校の教育方針と探究テーマの整理
・生徒層と進路傾向の分析
・「何のためにXR・AIを活用するのか」の明確化
2. プログラム設計・機材選定
・活用を前提としたXR・AI環境設計
・授業・探究・課外活動へ接続可能な設計
・目的から逆算した機材選定
※機材ありきではなく、「どのような学びを実現したいか」から設計を行います。
3. 研修・プログラム実施
・教職員向け研修
・生徒向け実践型講義
・制作・検証・改善を繰り返す探究型プログラム
専門性の高いXR・AI分野は外部専門家とAIが技術面をサポートします。
教職員は生徒の学びを支える役割に集中できる体制を整えています。
4. 成果発表・事例発信
・校内発表会
・オープンスクールでの成果展示
・対外広報素材の制作
学びの成果を社会へ発信することで、教育価値の可視化とブランド強化につなげます。
5. 振り返り・今後の活用提案
6)導入校の先生・生徒の声
先生コメント
野中先生
「DXの目的というと企業の作業効率化というイメージが強いですが、教育現場における一番の目的は、子どもたちが社会に出た時に『課題解決の引き出しや選択肢を増やしてあげること』です。そのため、VRやARなど様々なデジタルツールについて、知識として学ぶだけでなく、実際に触れる経験をさせたいと考えています。」

飛田先生
「想定以上に生徒がデジタルツールに慣れるのが早く、我々もさらに先のことをやらなければという『嬉しいつまづき』がありました。一方で、基礎教養の学びや、使い方の倫理的な部分をしっかりフォローしていくことも今後の課題だと捉えています。 本校には『文武不岐(ぶんぶふき)』という教育方針があり、VRゴーグルなどを楽しむ中で自分が打ち込めるものが見つかれば、必ずそこから勉強への意欲も伸びていくと考えています。AIやガジェットは想像性の具現化を助けてくれるツールだからこそ、学力を引き出す鍵となる『好奇心』を刺激する展開を期待しています。」

生徒コメント
「3Dスキャンする際に、ものによって光の向きとかを工夫する必要があることに気づけました。スキャンした物体がどの程度VR空間でリアルに感じられるのか、また、よりリアルに感じるためにスキャンの方法から空間の作り方なども学んでみたいです。」(1年・峯島兜来さん)

「パソコン上でいきなり作業すると思っていたのですが、実際は紙に手描きでまず描いてみて、班内で共有するというところからのスタートだったのが新たな気づきでした。VRはまだ見たり聞いたりするだけですが、匂いや触覚に対しても働きかけるものがあるのか興味があります」(1年・林心海さん)

7)今後の展望
学校側の継続方針
1年生だった生徒たちが2年生へとなり、今度は後輩たちからの支持のもと自分たちの足で3Dデータを採取しにいく予定です。それまでに1・2年生で連携しながら探究学習に取り組むことが検討されています。
monoDuki側の継続支援の方向性
引き続き、技術的なサポートを行うとともに、学年横断型プロジェクトが円滑に進行するよう、中長期的な伴走支援を継続してまいります。
このような学校・先生に適した支援です
- DXハイスクールで機材導入を進めたいが、選定に迷っている
- 導入予定/導入済み機材を授業・探究活動にどう活かすか悩んでいる
- 外部講師を活用したいが、単発体験で終わらせたくない
- 教員の準備負担を抑えながら、実践的な学びを実施したい
- 校内説明・稟議に向けて、実施イメージや進め方を整理したい
よくあるご相談(DXハイスクール活用・授業実施)
Q. 機材がまだ決まっていない段階でも相談できますか?
A. 可能です。学校の目的や授業計画、運用体制を確認したうえで、選定の方向性から整理いたします。
Q. 情報系学科以外でも実施できますか?
A. 可能です。探究活動、情報科、総合的な学習の時間など、学校の授業枠に合わせて設計いたします。
Q. 講義だけ、機材選定だけの相談も可能ですか?
A. 可能です。学校の状況に応じて、必要な範囲から支援いたします。
Q. 校内説明・稟議に向けた整理も相談できますか?
A. 実施イメージや進め方、必要な論点整理など、校内調整に向けた相談にも対応しています。
DXハイスクール活用・授業実装に関するご相談について
monoDuki合同会社では、DXハイスクール活用に関する機材選定、授業企画、外部講師としての講義実施、校内説明に向けた整理など、学校ごとの状況に応じた支援を行っています。
機材選定前の検討段階からのご相談や、講義のみ・企画のみのご相談にも対応可能です。まずは現状・目的・実施時期の整理からお気軽にご相談ください。 ご相談は、下記よりお問い合わせください。
https://forms.gle/fUYpDoWYWSNXrYrU9
取材・メディア掲載に関するお問い合わせ
本取り組みや、学校現場におけるDXハイスクール活用・授業実装支援に関する取材、教育DXに関するコメント取材のご相談に対応しています。
導入校への取材調整については、学校と協議のうえ可能な範囲で対応いたします。
monoDuki合同会社について

monoDuki合同会社は、現場DXの推進を軸に「リアルとデジタルが融合する空間共有の技術」=XR技術を活用した体験・業務の革新と、XR技術を活用・推進する人材育成を目指して2023年2月に創業しました。2024年から、DXハイスクール採択校の教育支援など、デジタル人材育成の事業を本格始動。
monoDuki合同会社が提供するプログラムは、単発の体験やイベントではなく、学校の教育活動として継続・定着することを重視しています。
1. 活用を前提としたXR・AI環境設計 機材ありきではなく、「どのような学びを実現したいか」から逆算して環境を設計。
2. 教職員の負担を増やさない伴走体制 外部専門家とAIが技術面をサポートし、教育現場の負担を最小化。
3. 生徒主体の実践・探究型プログラム 制作・検証・発表を繰り返す、実践型学習設計。
4. 成果の可視化と対外発信 教育成果を社会へ発信し、学校ブランド向上を支援。
コーポレートサイト:https://www.monoduki.com
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
