約1,200台を導入し、現場の見える化と安全・品質・お客様満足度向上へ
クラウド録画サービスシェアNo.1(※1)のセーフィー株式会社(東京都品川区:代表取締役社長CEO 佐渡島 隆平、以下「セーフィー」)は、この度、大手住宅メーカーの積水ハウス株式会社(大阪府大阪市:代表取締役兼CEO 社長執行役員 仲井 嘉浩、以下「積水ハウス」)が全社的な施工管理DXを推進するにあたり、セーフィーの屋外向けクラウドカメラ「Safie GO(セーフィー ゴー)」シリーズを現場定点カメラとして採用し、約1,200台を導入したことをお知らせします。

本リリースのポイント
- 現場定点カメラとして「Safie GO」シリーズを採用。2025年11月時点で約1,200台導入- 現場の「見える化」により、従業員の業務効率化およびお客様満足度向上に寄与
- - 遠方物件が多い千葉支店では、現場監督一人あたり月平均で20時間の労働時間を削減
- 社内基幹システムとAPI連携した「オリジナルダッシュボード」
- - 現場監督向けの社内基幹システムとカメラ映像をAPI連携したオリジナルダッシュボードを構築。職方入退場情報やWBGT指数などと併せて一覧表示することにより、施工管理DXを推進
提供の背景と屋外向けクラウドカメラ「Safie GO」シリーズ採用理由
積水ハウスは“「わが家」を世界一幸せな場所にする”というグローバルビジョンのもと、お客様に最適な住環境を提供し続けるため、施工管理DXを重要戦略の1つとして位置付けています。同社は、住宅業界が直面する慢性的な労働力不足やお客様ニーズの多様化といった課題に対し、現場の安全・品質の維持・向上を図りつつ、従業員の業務効率化と労働時間削減を両立させる必要がありました。セーフィーは、映像データを防犯用途だけでなく、遠隔での状況確認や業務効率化、更には映像解析による異常検知・予測など様々なソリューションを提供してきました。2017年12月には電源のみで設置可能なLTE搭載クラウド録画型カメラ「Safie GO」を提供開始し、いつでもどこでも現場を確認できることで、移動時間の削減や現場の安全性担保に寄与してきました。「Safie GO」は提供開始以来、多岐にわたる機能を兼ね備え、シリーズとしてあらゆる現場・シーンでご活用いただける信頼性の高いサービスへと進化してきました。
今回、積水ハウスでは「Safie GO」シリーズの高精細なHD画質と直感的な操作性、API連携による将来的な拡張性が特に高く評価されました。直感的な操作で現場状況のリアルタイム確認・共有が可能となり、業務効率化への寄与が確認されたため、現場定点カメラとして採用に至りました。同社では、長時間移動を伴う遠方物件を中心に「Safie GO」シリーズの採用・設置を推し進めています。
【成功事例】千葉支店が取り組むクラウドカメラを活用した施工管理DX
積水ハウス千葉支店では、広範囲なエリアを管轄しながら、年間約200棟の工事を進めています。一方で、総勢8名の現場監督は一人あたり常に複数の現場を担当しており、最長で片道2時間の移動が必要になるなど、タイムリーに現場状況を確認することが難しいという課題を抱えていました。そこで千葉支店では、パン・チルト・ズーム機能により確認したい箇所のピンポイントな撮影を可能とする「Safie GO PTZ(セーフィー ゴー ピーティーゼット)」を稼働中のすべての現場に設置する方針を決定しました。クラウドカメラの管理・閲覧ツール「Safie Viewer(セーフィー ビューアー)」を活用し、カメラの稼働率向上を図るとともに、現場全体を網羅的に確認できるようカメラの設置位置や画角を図面に明記し、都度現場に展開しました。
このように試行錯誤を重ねながら運用方法の改善を継続した結果、特に業務負荷が大きかった時期と比較して、現場監督一人あたり月平均で20時間の労働時間を削減しました。現場監督は「いつでも現場を確認できる」環境により「見えない」ことによるストレスが軽減し、現場管理における心理的安全性が向上しています。この取り組みは積水ハウスの社内表彰制度である建築コンペで「現場DX賞」を受賞し、クラウドカメラ活用によるDXの成功事例として、全社的なDX推進を後押ししています。
「Safie GO PTZ」を導入したことによる具体的な効果
- 労働時間の削減
- - 遠方物件への効率的な巡回により、現場監督一人あたり月平均で20時間の労働時間を削減
- 従業員満足度の向上
- - いつでも・どこでも現場を確認できることで、現場監督の「見えない」ことによるストレスを軽減
- お客様満足度の向上
- - お客様からのお問合せに対し、映像確認のうえ即座に回答。上棟時にはタイムラプス動画を納品することで「安心」と「感動」という付加価値を提供
- 安全管理
- - クレーンなど重機が計画通りに設置されているか、道路使用許可を伴う工事の場合、歩行者通路が適切に確保されているかなどを遠隔で確認。問題があれば工事責任者に是正を指示
- 工程管理
- - 工程計画通りに工事が進捗しているかを確認
- 防犯対策・抑止力として機能
- - 盗難などの有事では証拠映像を警察に提供し捜査協力に貢献
- - 現場美化・整理整頓の確認に貢献
- BCP対策
- - 台風や荒天時、複数現場のカメラ映像を一覧で確認し、早急な対応が必要な現場を先回りして発見、早期対応実施

パン・チルト・ズーム機能を備えた「Safie GO PTZ」を設置

カメラ映像や職方入退場、WBGT指数などを一元管理したオリジナルダッシュボードにより、必要な情報が一目で把握可能に
今後の展望
積水ハウスでは、さらなる現場監督の業務効率化を目指し、現場に設置したクラウドカメラの映像データおよび屋内工事で撮影された360度写真(※2)と社内基幹システムをAPI連携したオリジナルダッシュボードを開発・運用しています。これにより、屋内外のカメラ映像・画像と職方の現場入退場情報やWBGT指数(※3)などを一覧表示。現場監督の業務を効率化するインフラを整備しています。今後は、拡張性の高い映像データを解析し、タイムリーな対応が必要なシーンの検知・通知を行うことで、施工品質と現場安全性のさらなる向上、ひいてはお客様満足度の向上に繋がるよう、セーフィーのクラウドカメラを軸とした施工管理DXを推進していく方針です。積水ハウス株式会社 施工本部 施工イノベーション推進部長 松谷 裕治様コメント
当社では“「わが家」を世界一幸せな場所にする”というグローバルビジョンのもと、施工管理部門においても継続的なイノベーションを創発しています。以前は防犯目的で現場に定点カメラを設置していましたが、現場監督の業務効率化、そして安全・品質の維持・向上のため、高精細な画質、クラウド保存、そしてAPI連携による将来的な拡張性を備えたカメラを必要としていました。その中で、セーフィーのクラウドカメラの使い勝手の良さや映像データの拡張性に期待し、導入を決めました。千葉支店による全現場へのカメラ導入と現場の可視化を徹底した成功事例が、効果的なクラウドカメラ活用と全社的なDX浸透に繋がっていると考えています。労働力不足が進行する今、映像やAI、さまざまなデータを利活用することで、現場の「いま」を可視化・共有し「すぐ確認、すぐ対応」ができる施工管理の実現を目指し、今後もDXを推進してまいります。(※1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2024)」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(55.3%)
(※2)本リリースに記載されている「360度写真」は、セーフィー株式会社が提供するサービスではありません。
(※3)Wet Bulb Globe Temperature指数。熱中症の危険度を示す指標で気温だけでなく湿度、輻射熱(日射や熱の反射)を総合的に評価
■クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」とは
Safieはカメラとインターネットをつなぐだけで、いつでもどこでも映像を確認できるクラウド録画サービスシェアNo.1のサービスです。
「映像から未来をつくる」というビジョンのもと、人々の意思決定に映像をお役立ていただける未来を創造し、企業から個人まで誰もが手軽に利用できる映像プラットフォームを目指しています。
我々は「映像データであらゆる産業の”現場”をDXする」というビジネスコンセプトを掲げ、小売、土木・建築、製造、医療などのあらゆる現場のDXを率先して推進しています。

セーフィーは、データガバナンスに関する下記指針を遵守すると共に、ステークホルダーの皆様と協調して啓発活動にも取り組んでおります。また、社外有識者よりプライバシー保護などに関する助言を受けながら、指針及び実務上の運用基準の見直しを行っております。
・データガバナンスに関する取り組み
・データ憲章(2022年4月1日発行)
映像から未来をつくる
【セーフィー株式会社の会社概要】
所 在 地 東京都品川区西品川1-1-1 住友不動産大崎ガーデンタワー
設 立 2014年10月
代 表 者 佐渡島 隆平
事業内容 クラウド録画・映像管理プラットフォーム『Safie(セーフィー)』の運営
サービスサイトU R L https://safie.jp/
コーポレートサイトU R L https://safie.co.jp/
採用ページ https://safie.co.jp/teams
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