マイクロソフトのXBOX部門エグゼクティブバイスプレジデント兼チーフコンテンツオフィサーのマット・ブーティ氏が、新たに268人の人員削減と、複数のファーストパーティスタジオの再編を発表しました。
XBOXは今年7月に傘下スタジオ全体で1600人規模のレイオフを発表しており、今回の人員削減とスタジオ再編はそれに続く動きとなります。ブーティ氏は今回の削減によりXBOX開発体制のダウンサイジング計画が「およそ4分の3まで完了した」と述べています。今回の再編で注目されるのは、再編に伴う、主要なゲームタイトルの開発体制の変更です。
主に影響を受けるのは『Halo』、『Fallout』、『Forza』、『Fable』の4タイトルです。
まず次期『Halo』についてはActivision内に「新たに編成された専任チーム」が開発を担当することになりました。また、Activisionは海賊アドベンチャーゲーム『Sea of Thieves』の開発スタジオであるRare、リアルタイムストラテジーゲーム『Age of Empires』を開発するWorld's Edgeも管轄することになります。
また、『Fallout New Vegas』の開発スタジオで、『Fallout』シリーズの新作にも携わっているObsidianは、Bethesdaに統合されることになりました。ただ、Obsidianはこの次期『Fallout』をBethesdaと協力して開発しているため、統合が開発の進捗に大きな影響を及ぼすことはないかもしれません。
レーシングゲーム『Forza Motorsport』の開発元Turn 10 Studiosと『Forza Horizon』を手がけ、現在は新作アクションRPG『Fable』を開発中のPlaygroundは、『Forza』シリーズを主要タイトルとするひとつのスタジオに統合されます。

モバイルゲーム『Candy Crush』のKingは、Microsoft Casual Gamesと統合されます。
一方で、昨年アクションアドベンチャーゲーム『South of Midnight 』をリリースしたCompulsion Games、2001年発売の『Psychonauts 2』がヒットしたDouble Fine、サバイバルホラー作『State of Decay 3』を開発中のUndead Labsは、Microsoft傘下から離れて独立、または新たなパブリッシャーへの移管が進められているとのことです。
また、6月に新作『Senua』の開発を発表した直後にスタジオ売却または閉鎖の方針が公表されNinja Theoryは、同スタジオがあるフランスの法律により、売却、独立、閉鎖といった選択肢に関して協議する必要がありました。ブーティ氏は、これまで同スタジオと2度の契約交渉を行ったものの不成立に終わったため、今後は閉鎖案の方向性について検討していくとしています。
Xboxの現CEOであるアシャ・シャルマ氏は、7月の組織再編発表の際、「優れたテクノロジーは、規模を大きくするのではなく、シンプルにすることでさらに良くなる」と主張していました。
しかし、すでに従業員の約半数が削減された『Doom』開発元 id Softwareのクリス・ヘイズ氏は、8月1日に公開されたゲーム情報ポッドキャストAuf ein Bierのインタビューで、削減直後のスタジオ内の混乱を率直に語り、「彼らは根本的にアート、ゲームやそのビジネスモデルを理解していない」などと、再編に否定的な考えを述べています。
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