アップルが、複数の部門にわたる約200人の人員削減を計画しており、主にVision Pro部門とSiri・ソフトウェア部門がその対象になると報じられています。
削減対象は約200人で、Vision Pro部門の100人、Siriとソフトウェア部門も100人が対象になっているとのこと。Vision Pro側は主にゲームおよび没入型ビデオを担当するチームが、Siri部門は旧バージョンのSiriアシスタントの開発チームがそれに該当します。
Bloombergによると、アップルは「新デバイスとAIに注力」しようとしているとのことです。
Vision Proの場合は市場がニッチな状態に留まっていること、Siri部門は、新しいSiri AIシステムの開発には以前とは異なる専門知識を持つ人材が求められていることが削減の理由と言えそうです。なお、AIを活用した機能の開発などを担当するIntelligent Systems Experience(ISA)チームも、AIへの取り組みに集中する業務体制に合わせて再編される模様です。

アップルはBloombergの報道に対し、人員削減とチーム再編を行うことを認めたとEngadgetは報じています。そして「今回の変更に伴い、新たな役職を創設する一方で、既存の役職の一部にも影響が及ぶことになる」「これらのチームメンバーの貢献に感謝するとともに、社内の他の役職への応募機会を含め、移行期間を通じて彼らを全面的に支援していくつもりだ」とアップルはコメントしました。
アップルは低価格版Vision Proの開発よりも、Metaのスマートグラスに対抗する製品へと開発の軸足を移しているとも報じられており、全体的なハードウェア戦略そのものが転換点を迎えているとも考えられます。
とはいえ、Bloombergのマーク・ガーマン氏は「アップルは従業員に対し、Vision ProとそのオペレーティングシステムであるVisionOSは廃止せず、2028年には新モデルを発売する予定だと伝えた」とも報じています。
これからのVision Proの取り扱いや、うわさされるスマートグラス製品がどのような格好で出てくるのか、そして、今後も開発が継続されるSiri AIが、新体制の下でどのように進化していくのか、今後のアップルの動向が気になるところです。








