1週間の気になる生成AI技術・研究をいくつかピックアップして解説する連載「生成AIウィークリー」から、特に興味深いAI技術や研究にスポットライトを当てる生成AIクローズアップ。
今回は、中国のDeepSeekがMITライセンスのもと重みを公開したAIモデル「DeepSeek-V4-Flash」正式版を取り上げます。これまで公開されていたプレビュー版に代わる正式リリースです。
リポジトリ名は「DeepSeek-V4-Flash-0731」。総パラメータ数2840億のうち推論時に130億だけを動かすMoE(Mixture-of-Experts)型で、コンテキスト長は100万トークンです。

スコアは、エージェント系ベンチマークの9項目すべてで、5倍以上のサイズを持つ上位版「DeepSeek-V4-Pro」のプレビュー版を上回っています。
オープンモデル同士では、同じく中国発の「GLM-5.2」をスコアが掲載された8項目すべてで上回りました。一方、AnthropicのClaude Opus 4.8には全項目で届いていません。

コミュニティによる量子化版も出ており、例えばUnslothがGGUF形式の量子化版を1bit(82.5GB)から8bit(162GB)まで13段階で公開しています。
有料のクラウドを使う場合、DeepSeekの公式ドキュメントによると、deepseek-v4-flashは100万トークンあたり入力0.14ドル、キャッシュヒット時の入力0.0028ドル、出力0.28ドルです。ただしピーク時には2倍の金額になるので確認が必要です。



