プロンプトからアプリ生成する「v0」、エージェント機能を備えたアプリ開発サービスに進化

テクノロジー AI
新野淳一

ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。

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Next.jsの開発元として知られるVercelは、自然言語のプロンプトからアプリを生成するサービス「v0」を刷新し、エージェント機能を備えたアプリ開発サービスになったことを明らかにしました

これまでのv0は、プロンプトとして作成したいアプリの内容を指示すると自動的にそのアプリが作成された後、さらにプロンプトで修正の指示などを繰り返すことでアプリを仕上げていくものでした。

新しいv0ではサーチ機能、プランニング機能、デバッグ機能など、よりエージェント的な機能を備えています。

サーチ機能では、例えばプロンプトで指示されたデザインに対応したUIを検索して提案してくれます。

ダミーデータを現在のニューヨークの天気に置き換えてください、という指示に対しても、天気を検索した上でコードを変更してくれます。

プロンプト「Let's build a calendar app with authentication」(認証付きのカレンダーアプリを作って)に対して、どのような手順でアプリを生成するかという計画を提示できるようになります。

デバッグ機能を備え、自動的にバグフィックスも実行してくれます。

今回の刷新に合わせて、v0のURLは「v0.dev」から「v0.app」に変更されました。


この記事は新野淳一氏が運営するメディア「Publickey」が2025年8月20日に掲載した『プロンプトからアプリを生成する「v0」がエージェント機能を備えたアプリ開発サービスに』を、テクノエッジ編集部にて編集し、転載したものです。

《新野淳一》

新野淳一

ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。

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