ウルトラワイドモデルまで出る人気のLGスマートモニター、さすがにネタが尽きたかと思いきや、今度は「家じゅうどこでも好きな場所・高さ・角度にタッチ対応ディスプレイを固定できる」コンセプトの新製品『LG Smart Monitor Swing』に進化しました。
日常を変える、移動式モデル登場!31.5型4K「LGスマートモニターSwing」
Makuakeでは5月20日よりモニター単品、スタンドセット、スタンド単品それぞれ大幅な割引価格で購入できます。

すでに家電店などでもおなじみの LG Smart Monitor は単体でwebOSアプリが動き、NetflixやYouTube等の動画配信サービスやストリーミングゲーム、iPhone / Androidスマホのミラーリング等ができるディスプレイ。
従来モデルは仕事用のPCディスプレイと、エンタメ用のいわゆるチューナーレステレビを1台で兼用できることに加えて、部屋のなかで使い方にあわせて配置を変えられるスタイリッシュなアームも人気の理由でした。(あと白いことも)

新型の LG Smart Monitor Swing は、一台で生活のどこでも役立てるマルチロール性能をさらに強化。
上下左右の首振りスイングに加えて、高さ調整で床に座っても見やすく、さらにキャスターで楽に移動できる自立型スタンド Swing Stand が加わりました。
どこにでも動かせることで、家中の好きな場所で配信動画を観たりゲームをしたり、好きな角度にアプリ画面を浮かせてタッチで使ったり、仕事のときだけデスクに動かして追加のマルチモニタとしても活用できるなど、一台X役が捗ります。
モニター部の LG Smart Monitor (32U880SA-W)は、PCモニタとパーソナルテレビの兼用に向いた31.5インチの4K IPSパネル採用。
色域はDCI-P3で95%、HDR10に対応しており、高級な有機ELモニタやテレビほどの高画質ではないものの、PC作業だけでなく動画視聴にも使える仕様です。
スタンド部の LG Smart Monitor Stand (STA32F) は、立てた状態ではちょうどデスク用モニタの高さに、首を曲げて下げれば床に座ったり寝転んだスタイルでも見やすい高さに調整できるスタンド。
高さ調整に加えて、片手で縦画面・横画面の90度ピボット(回転)、左60度・右90度のスウィベル、俯角マイナス20度~仰角50度のチルトにも対応します。

約6.1kgの31.5インチ スマートモニターを動かしても安定するよう、スタンド部の重さは約14kg。5つのホイールを搭載し、重さからは意外なほど楽に移動できます。
耐荷重は6.5kgまで。対応するLGモニターならばワンクリックマウントで楽に着脱できるほか、100 x 100mm VESAマウントで他のモニタ(等)にも汎用できます。

スタンド部のカバーを外すとLGモニタのACアダプタを収納でき、マウント部までは電源ケーブルを隠してスッキリしたセットアップにできるのも魅力。
『webOS』は、Windows や Androidといった一般的なOSに比べれば知名度が低いかもしれませんが、13年連続でグローバル有機EL市場1位、日本国内でもメインストリームになって久しいLG製テレビにも採用されているOS。

2009年に今は亡き Palmの新型スマホ Palm Pre 用にデビュー、数奇な運命を辿ってLG家電用として進化を続けたOSですが、世界中のご家庭や、画質と最新仕様への追従的に実質LG OLEDしか選択肢がなかったゲーマー的にはすでにメジャーです。
Netflix や Disney+、YouTube、Amazon Prime Video、Apple TV+といったグローバル展開の動画配信アプリだけでなく、TVer や U-NEXT、DAZNなどスポーツ系、ゲームやソーシャル寄りの Twitch、TikTok 、Webブラウザ等々、多数のアプリがリモコン操作でサクサクと動きます。

一般販売予定価格は、モニターとスタンドがセットの『LG Smart Monitor Swing』で14万9800円、Makuakeでは超早割で35%オフ9万7370円など。
モニター単体は予価12万9800円のところ39%オフ7万910円~、スタンドは同3万9800円のところ200台限定の最速割で2万9800円。

もともとLGのスマートモニターは「部屋にテレビを置きたくないけど動画は観たい・リモートワークで仕方なくPCモニタも必要」といった客層向けの、1台で済む 2 in 1として人気を集めた商品でした。
突然個人的な話をすれば、すでに大画面テレビやPC用・ゲーミング仕様のマルチモニタセットアップを揃えており、むしろモニタが増えすぎて困っている状況。
これまでは人に勧めはしても自分では要らないかな程度でしたが、今回の新製品 Swingスタンドを実際に触って体験してみると、特に高さや向きの自由度に優れること、楽に引き回せること、タッチ対応から受けた印象は「これVision Pro や Quest で使える空間ウィンドウのリアル版じゃね?」。
XRヘッドセットと比較するのは暴論ですが、「日常生活のこの部分、空間のこの位置に、必要なときにこのアプリのウィンドウを置きたい」ニーズを物理で叶える製品として夢と妄想が広がります。

テレビやモニタを部屋に置きたくない、使わないときは片付けたいミニマリスト需要にも応えつつ、逆に部屋のあらゆる場所にテレビやモニタを置きたい、あらゆるサーフェスに情報を表示したい、常に映像やゲームやネット情報に触れていたいというクレージーサイバーマキシマリストにも、これ以上モニタを増やさず対応できる意味で適した製品です。なにより空間コンピュータと違い、長時間使っても顔や首が痛くなりません。
(真下には向かないので「仰向けに寝そべったままゲーム」は不向き。ベッドやサイドテーブルにアームを固定することなく、必要なときに持ってきて自堕落に映像を見る用途には使えそうです。
アーム部分に通っているのは電源ケーブルのみ。HDMI等は這わせるか、webOSアプリでなんとかすることになります。)