14インチM3 MacBook Proも「閉じた状態で最大2台の外付けディスプレイ」に対応。後日のソフトウェア・アップデート待ち

ガジェット PC
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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アップルはM3 MacBook Airを発表しました。発売は3月8日ですが、閉じた状態で最大2台の外部ディスプレイに対応したことが明らかにされています。


この新機能が昨年秋に発売された14インチM3 MacBook Pro、つまりMacBook Airと同等チップ搭載のProモデルでも、今後のソフトウェア・アップデートにより利用可能になるとのこと。アップルは米9to5Macに対して、M3搭載の14インチMacBook Proでも閉じたままの状態で2台の外付けディスプレイを表示できることを明らかにしました

3月5日時点では、M3 MacBook Proは閉じる/開くの状態に関係なく、外付けディスプレイは1台しか繋げません。

▲ちなみにM3 Proでは最大2台、M3 Maxでは最大4台の外部ディスプレイをサポートします

現在、開発者およびベータテスト参加者向けにmacOS Sonoma 14.4ベータ版が配信中です。が、このバージョンで実現するのか、さらに後のバージョンになるのかは不明です。

Appleシリコン(アップル独自開発チップ)搭載のMacBook AirとMacBook Proでは、外付けディスプレイの接続台数につき「搭載チップのグレードにより台数が変わる」ことが恒例となっています。

M1からM2世代では、ProやMaxの付かないベースチップ搭載MacBookは、フタを閉じた状態でも外付けディスプレイは1台までに制限されていました。

ただしディスプレイを内蔵しないMac miniは例外であり、M1とM2モデルともに最大2台の外付けディスプレイに対応しています。その点ではようやくMacBookもMac miniに追いついたことになります。

逆にいえば「表示できるディスプレイは最大2台」という仕様は変わらず、これはチップ仕様の制約のためと思われます。

いずれにせよ「家に帰ればフタを閉じた状態でスタンドに置き、外付けキーボードを使う」という人にとっては、待望のアップデートでしょう。いつ対応アップデートが配信されるのか、アップルからの公式アナウンスを待ちたいところです。


《Kiyoshi Tane》

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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