iPhoneにQWERTYキーボードを追加する「Clicks」ケース発表、ソフトキーボードを消してフル画面活用

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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iPhoneにQWERTYキーボードを追加する「Clicks」ケース発表、ソフトキーボードを消してフル画面活用
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英Clicks Technologyが、iPhone用のQWERTYキーボードケース「Clicks Creator Keyboard」を発表しました。ラスベガスで現地時間1月9日から開催の家電・IT見本市CES 2024にも出展します。

すでに同社の公式サイトでは、iPhone 14 Pro、iPhone 15 ProおよびiPhone 15 Pro Max用が予約受付中。本体色はBumbleBee(黄色)とLondon Sky(グレー)の2色で価格は139ドル(約2万円)~、出荷予定は2月1日以降となっています。

本製品は、iPhone用ケースと物理キーボードが一体化したもの。キーボードはケースの下部にあり、背面や角以外の部分を覆うことなく、画面を隠す箇所はありません。iPhoneに装着すると、あたかも往年のBlackberryのような外見となります。

どのモデルもLightning/USB-Cポートで接続し、装着したままiPhoneの充電も可能。Bluetooth接続のペアリングも不要で、ケースを充電する必要もありません。

フルキーボードを備えつつ、iOSの仮想キーボードとほぼ同じ配列であり、CMDキー等も備えているためiOSの様々な機能にもアクセス可能。バックライトも内蔵し、「暗い場所でも快適かつ自信を持って入力できる」と謳います。

このキーボードのメリットは、1つには仮想キーボードが占めていた領域が開放され、アプリ使用やコンテンツ視聴が広々とした画面で出来るということ。プロモーション動画では「画面全体で作業できるため、消費とクリエイトが同時にできる」と述べています。

またキーボードショートカットも利用可能で、Webページをスペースバーを押してスクロールしたり、CMD+Hでホーム画面を表示したり、CMD+スペースでSpotlight検索を呼び出したり、画面にタッチせず多様な操作ができます。

Clicks TechnologyはYouTubeのテック評論家として知られるMichael Fisher氏と、モバイルキーボードの専門家Kevin Michaluk氏が設立した会社。その2人のもとに、アップル 、BlackBerry、Google等の企業で「モバイル経験を持つ」チームが集結しているとのことです。

ただしFisher氏は、本製品の欠点についても認めています。まず、装着するとiPhoneがかなり大きくなってしまうこと。また物理キーに慣れたり、iPhoneを手で支えつつタイプするために適切な位置を探るのに時間がかかる等です。

ほか、ケースを装着したままMagSafe充電できるものの、ケースに磁石が内蔵されていないため単純なパススルーであり、すべてのMagSafeアクセサリが機能するとは限らないとのこと。そして現時点での対応言語は英語のみで「需要に応じてさらに多くの地域対応を提供したい」と述べています。

もしも英語を多用し、物理キーボードに愛着があり、画面をフルに使いたい人であれば、すべての期待に応えてくれそうです。この第1弾が大きな反響と需要を呼び、日本語にも対応したバージョンが出ると期待したいところです。

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《Kiyoshi Tane》

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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