アップル共同創業者ウォズニアック氏が軽い脳卒中。講演で訪れていたメキシコシティから帰国

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Munenori Taniguchi

Munenori Taniguchi

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アップルの共同創業者として知られるスティーブ・ウォズニアック氏は水曜日、ビジネスカンファレンス「World Business Forum」に出席するため滞在していたメキシコシティで、突然歩けなくなるほどのめまいに見舞われ、病院へ搬送されました。

病院での検査結果は、軽度の脳卒中とのことで、ウォズニアック氏は翌日午後にはメキシコシティを発ち、カリフォルニアの自宅へ戻ったとのことです。

症状が出たそのとき、ウォズニアック氏はコンピューターでタイピングをしていたとのこと。しかし、突然のめまいのために急遽、病院でMRI検査を受けました。幸いにも大事には至らず、ウォズニアック氏は翌日には退院できました。New York Timesによると、診断は「軽度の毛細管からの漏出」とのことで、特に手術などは必要なかった模様です。

なお、ウォズニアック氏は自宅に戻れたことに関しては「気分が良い」としているものの、病院ではストレッチャーの上で24時間寝かされ、寝返りをうつこともできなかったと不満を述べていたとのこと。また、メキシコシティのイベントの後には、ドバイ、コロンビア、さらにはアゼルバイジャンで講演がスケジュールされていたウォズニアック氏ですが、さすがに軽度とはいえ脳卒中の後だけに、これらの予定はキャンセルされたとのことです。

講演予定だったWorld Business Forumのウェブサイト

ウォズニアック氏は1976年にスティーブ・ジョブズ氏らとともにアップルコンピューターを設立し、Apple IとApple II設計しました。その後、1985年にアップルでのフルタイムの職を退いたものの、今も会社には籍を置いており、創業当時から在籍する唯一の社員とされています。また、個人としても様々なスタートアップ事業の支援やイベントでの講演活動などを行っています。

ちなみに、ウォズニアック氏は無事に帰国できましたが、脳卒中など病気を患う状態での飛行機への搭乗は、その具合や航空会社によって対応が異なる場合があります。たとえば日本航空は「脳卒中急性期(発症4週以内)」などは飛行機に乗る前に専用デスクへ相談するよう呼びかけており、全日空も搭乗不適ではあるものの、医師の診断書などで判断するとしています。


《Munenori Taniguchi》
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