iOS版Chrome、アドレスバー下置きが可能に。大画面スマホでも楽にアクセス

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Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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最近のiOS版Chromeは、Android版とは異なる独自の進化を遂げつつあります。先日もGoogle製AIサービスを組み合わせ、「住所タップでミニGoogleマップ」や「日付からカレンダー予定」など複数の機能を追加していました。


それに続き、これまで上部に固定だったアドレスバーを、簡単にブラウザの最下部に移動できるようになりました。

すでにiOS版Chromeは、アドレスバーとツールバーの独立性が高くなっていました。アドレスバーは上部にあり、ツールバーは画面下部に固定。うち後者には戻る/進むや「+」からタブ追加(長押しで「レンズでカメラ検索」/「音声検索」など多彩な検索オプション)にタブ切り替え、3点メニューあり。

対してAndroid版は画面上部、アドレスバーの横に3点メニュー等が並んでおり、iOS版とかなり違っていました。今後は、その違いがさらに広がるようです。

さてiOS版Chromeのアドレスバーを動かすには、アドレスバーを長押しして「アドレスバーを一番下に移動」を選ぶだけです。

またアドレスバーを上に戻すには、やはり長押しして「アドレスバーを一番上に移動」をタップします。この時は、最近のiOS版Safari(「タブバー」に設定した場合)のようにツールバーと2段に重ねられることに。また今まで通り、画面を下に引っ張って更新もできます。

Googleによれば、これは「非常に要望が多かった機能」とのこと。また「人々が手やデバイスに大きさに応じて、異なるアドレスバーの位置を好むこと」も認識し、「それらの好みを考慮に入れました」と述べています。

iPhoneはAndroid端末ほどサイズが多様というわけではありませんが、それでも4.7インチ画面のiPhone SEから6.7インチのiPhone 15 Pro Maxまで幅があることは確かです。iPhoneを支えている手の指がアドレスバーにも届くよう、下部に移動させたいと多くの声が寄せられたのかもしれません。

この機能はあらゆるスマートフォンで便利なはずですが、今後Android版Chromeにもやって来ると期待したいところです。

《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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