アップルが「新 iPad」を(一応)発表。第10世代のeSIM対応中国向けモデル

ガジェット タブレット
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

  • X

著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

特集

Image:Apple

数日前、アップルがまもなく第11世代iPadと第3世代Apple Pencilを発表するとの予想が盛り上がっていました。


そのうちApple Pencilについては、マグネット着脱式のペン先搭載説こそ外れた備えたものの、感圧と無線を省いて廉価にしつつ、USB-C接続になった製品として登場しています。


その一方、「新型のiPadも出る」説は空振りに終わったかに見えましたが、実は中国限定で発表されました。ただし、既存の第10世代iPadのマイナーチェンジに留まっています。

アップルは17日、新しいApple Pencilのプレスリリースを中国向けにも発表しました。その中で「最新のiPad(第10世代)Wi-Fi+ CellularモデルがeSIMに対応し、10月19日より予約受付、10月25日より発売されます」という形で、マイナーチェンジ版の第10世代iPadに言及しています。

さらに中国本土で初めて「eSIMセルラーデータプランに対応し、物理SIMカードを必要とせず、高速でスムーズかつ安全なセルラーデータ接続を可能にします」とのこと。一般的な、eSIM対応デバイスの長所を語っています。

この「新型iPad」への言及は、日本向けの「新しいApple Pencil」リリースにはありません。すでに日本や米国向け第10世代iPadはeSIMに対応しているため、中国モデルを同じ仕様に変更したに過ぎないようです。

新しいApple Pencilの発表は、アップルのティム・クックCEOが中国を訪問したタイミングとほぼ一致しています。もしかすると、中国向け第10世代iPad(eSIM対応)は、クック氏なりのお土産だったのかもしれません。




《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

  • X

著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

特集

BECOME A MEMBER

テクノエッジ友の会に登録しませんか?

今週の記事をまとめてチェックできるニュースレターを配信中。会員限定の独自コンテンツのほか、イベント案内なども優先的にお届けします。