数量限定の『Marvel's Spider-Man 2』PS5リミテッドエディション発表。シンビオートに侵食されるスパイダーマンを表現

ゲーム Sony
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

  • X

著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

Image:Sony Interactive Entertainment
  • Image:Sony Interactive Entertainment
  • Image:Sony Interactive Entertainment
  • Image:Sony Interactive Entertainment
  • 数量限定の『Marvel's Spider-Man 2』PS5リミテッドエディション発表。シンビオートに侵食されるスパイダーマンを表現

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、PlayStation 5およびDualSenseコントローラーの特別デザインモデルと専用ソフト『Marvel’s Spider-Man 2』をセットにした『Marvel's Spider-Man 2 Limited Edition Bundle』を初公開しました

発売地域は米国、英国、フランス、ドイツ、ベルギー、ルクセンブルグ、オランダ、イタリア、スペイン、オーストリアおよびポルトガル。公式ブログに日本への言及はありませんが、「世界各国でも一部の小売店にて数量限定で販売される予定」とのことで、国内でも発売される可能性はありそうです。


PlayStationを代表する人気アクションゲームの最新作『Marvel’s Spider-Man 2』では、ヴェノムが新たなメインのヴィランであることは公開済みです。そのヴェノムの根源であり、スパイダーマンを侵食して力も与える寄生生物シンビオートは本作のカギの1つ。


そうしたテーマを反映し、特別仕様のPS5本体とDualSenseコントローラーには「寄生生物の強烈さと変身能力、そしてパワーを反映したデザイン」を採用したとのこと。サム・ライミ監督の映画『スパイダーマン3』でも、主人公ピーターがシンビオートに寄生されて暴走した「黒いスパイダーマン」が思い出されます。

特別仕様PS5本体の上カバーでは、黒いシンビオートの触手がクモのアイコンを取り囲み、ヒーローの象徴である赤を食い尽くそうとする寸前となっています。

かたやDualSenseコントローラーも大半が黒い寄生生物に乗っ取られ、右側にわずかに赤が残るのみという大ピンチの状況です。

開発元Insomniac Gamesのシニア・アート・ディレクターである Jacinda Chew氏は、この赤(スパイダーマン)が黒(シンビオート)に抵抗しているようなデザインに込めた想いをコメント。

すなわち「プレイヤーが『Marvel's Spider-Man 2』で寄生生物の乗っ取りを体験するさまざまな体験を表現しています。内面でも外でも、支配権をめぐって絶え間なく押し引きが行われ、結末は分かりません」というゲーム内容を物語っていると説明しています。

この『Marvel's Spider-Man 2 Limited Edition Bundle』は、海外では7月28日に予約受け付けを開始し9月1日に発売。ゲーム発売日の10月20日より先行していますが、同梱されるソフトは「デジタル版の引き換えチケット」とのことで、配信開始の10月20日までプレイできないようです。

すでにPS5本体を購入済みの人向けにも、同じカバー(通常モデルとデジタルエディション用の2種類)とコントローラーを別売りする予定とのこと。後付けで、同じデザインと出来るわけです。

また限定版PS5と同時に、Insomniacは初のストーリートレーラー(物語が分かる予告編)を公開しています。2人のスパイダーマンそれぞれの悩み、クレイブン・ザ・ハンターとの激闘が描かれた後、ようやく真打ちヴェノムが登場。ほか、コミックや映画では2代目グリーン・ゴブリンとなったハリー・オズボーンが再登場しているのも気になるところです。


PlayStation 5 デジタル・エディション (CFI-1200B01)
¥49,478
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

  • X

著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

BECOME A MEMBER

テクノエッジ友の会に登録しませんか?

今週の記事をまとめてチェックできるニュースレターを配信中。会員限定の独自コンテンツのほか、イベント案内なども優先的にお届けします。