Ankerのモバイルバッテリーが発火の恐れで自主回収。2022年11月以降販売のAnker 535 Power Bank

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山本竜也

20年務めた会社を辞めて、ガジェットなど好きなことをブログなどに書いて生きています。

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Ankerのモバイルバッテリーが発火の恐れで自主回収。2022年11月以降販売のAnker 535 Power Bank

Anker Japanは2月7日、モバイルバッテリー「Anker 535 Power Bank (PowerCore 20000) 」 (製品型番:A1366)の製品回収および返金手続きを開始すると発表しました。

Anker 535 Power Bankは、2022年11月17日から販売を開始したモバイルバッテリー。日本国外での発火報告が数件あり、グローバルで販売を停止。設計上および製造過程での不備が見つかったため、自主回収を決定したとのことです。

原因としては、温度検知をするための部品(NTCサーミスタ)の接着剤が硬化する前に本体の組み立てを行ってしまったため、電池セルと外装ケースの間にNTCサーミスタが挟まれて位置ずれが起こり得る状況になっていたとのこと。同社の他製品とは異なり、NTCサーミスタの配置が背面のため位置ずれが起きやすく、目視での検品が不十分だった一部の個体に置いて内部短絡が起こり得る状態で出荷されたとしています。

Ankerによると、現在までの対応状況は下記の通り。

  • 本事象による発火は日本では発生しておりません。

  • 本製品固有の設計および製造過程の不備により発生した事象のため、他の弊社製品に再現性はございません。

  • お客様への影響拡大を防ぐため、本件を認知した時点でAnkerグループのグローバル全体で本製品の製造および販売を停止致しました。

  • 現在、委託先の製造工場の管理体制および社内での検品体制の更なる厳格化を迅速に進めております。

対象製品を所有している場合は、回収受付フォームに記入して送信すると、2週間ほどで回収用キット(レターパック)が送付されるので、それ使って発送(本体のみでOK)。製品の到着を確認後、順次返金を行うとのことです。なお、購入先や購入方法、ポイント使用の有無などに関わらず、全額(9900円)銀行振込での返金になります。

《山本竜也》
山本竜也

20年務めた会社を辞めて、ガジェットなど好きなことをブログなどに書いて生きています。

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