TwitterがAPI利用を有料化。Twitter連携ログインやアプリ消える可能性、追加情報は来週発表

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Munenori Taniguchi

Munenori Taniguchi

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ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他

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Twitterは2月9日以降、Twitter APIへの無料アクセスをサポートしないことを明らかにしました。

API (Application Programming Interface)とは、アプリやウェブプラッフォームが、Twitterのデータやサービスを利用するための橋渡しとなるソフトウェアツールのこと。

期日以降は、外部からTwitterにアクセスしたければ少なくとも「有料の基本プラン(A paid basic tier)」を使用しなければならないということです。

Twitterは、APIを使用するサードパーティのアプリやサービスによって「何年にもわたり、何億人もの人々が一兆回を超えるツイートを送信しており、毎週数十億のツイートが増えています」「Twitterのデータは、世界で最も強力なデータセットのひとつです。開発者がわれわれとともに開発を続けられるよう、迅速かつ包括的なアクセスを約束します」と述べています。

Twitter APIが有料になれば、外部アプリやサービスからのツイートや特定のキーワード検索、ダイレクトメッセージへのアクセスなど、これまでは無料だったTwitter連携機能は、ウェブサイトやサービスの提供者が支払いをしなければ維持できなくなります。

Twitterアカウントを利用した外部サービスへのログインにもAPIが使われているため、この部分も一律に有料化されるのであれば、「Twitterでログイン」できるウェブサイトやサービスの提供者が機能を廃止する可能性もあり、ユーザーがログインできなくなることも考えられます。

一般ユーザー向けアプリやサービスのほかにも、たとえばさまざまな研究者がネット上のヘイトスピーチや、フェイクニュースの拡散を追跡するためにAPIを活用しています。


すでにTwitterは、TweetbotやTwitterrificに代表されるサードパーティ製クライアントアプリをサービスから締め出しています。

予告なく行われたこの措置についての説明は、当初「長年のAPIルール」を適用したからだと説明されたものの、数日後に開発者向けの利用規約における文言をサイレント修正し「Twitter アプリケーションの代替する、あるいは類似のサービス製品を作成する、または作成を試みるためのライセンスマテリアル」へのアクセスを禁止するとしました。

今回もAPI有料化に関して「有料の料金プラン(A paid basic tier)」を使う必要があるとはいうものの、その料金体系などは見つけることができません。ただ、今回は「来週にもさらなる詳細を案内する」と述べているので、とりあえず料金体系がどんなものなのか確認したいのであれば、今は待つほかなさそうです。

《Munenori Taniguchi》
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