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トランプ前大統領のTwitterアカウント復活。イーロン・マスクがTwitter投票で「民の声は神の声」

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Munenori Taniguchi

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トランプ前大統領のTwitterアカウント復活。イーロン・マスクがTwitter投票で「民の声は神の声」

Twitterの新オーナー、イーロン・マスク氏は、自身のTwitterアカウントで実施していた投票の結果、52%が支持したことを根拠に、トランプ前大統領のアカウント「@realDonaldTrump」を復活させました。

マスク氏いわく今回の投票ツイートは1億3400万人以上が閲覧し、合計1500万以上の回答があったとしています(投票率約11%)。投票結果に続くツイートに、マスク氏はラテン語で「Vox Populi, Vox Dei(民の声は神の声)」と記しています

とはいえ、第三者のアカウントではなく、熱狂的なフォロワーが多いマスク氏自身のアカウントでやった投票であることを考えると、マスク氏寄りの意見が多くなる可能性は考慮すべきかもしれません。さらにマスク氏は投票締め切り前に「ボットによる攻撃が凄まじい!」ともツイートしていました。

またトランプ前大統領のアカウント停止は、1月の連邦議会襲撃事件に際して扇動的発言をしたとして、ツイッター自身が定めた「暴力を扇動する発言の禁止」ルールによるもの。「CEOのアカウントで投票させれば復活できる」という根拠自体が特にありません。

マスク氏はTwiter買収前の5月に「その決定は国民の多くの意見から離れており、実際はドナルド・トランプが発言権を持たないという結果を支持していなかった。だから永久追放処分は撤回されるべきだ」と持論を述べていました。

その後Twitterの買収を完了させたマスク氏には、方々からトランプ氏のアカウントに関する質問が続々と投げかけられましたが「コンテンツモデレーション評議会」を設置し、多様な視点をもつメンバーを招集してからでなければ永久追放処分のアカウントを復帰させることはないと述べて、いったんは慎重な姿勢を垣間見せていました。

ところが、その「評議会」が設置されたという報告がないまま、マスク氏は自身のTwitterアカウント上で投票を行い、トランプ氏の復帰許可を決定するという判断に至りました。マスク氏はトランプ氏の復帰に関する投票の裏で、保守派心理学者のジョーダン・ピーターソンや、保守系風刺/フェイクニュースメディアThe Babylon Beeといったトランプ氏以外の永久追放処分アカウントを復活させており、それらの決定も「評議会」が介在したのかはわかりません。

トランプ氏はすでに自身の支持者を集めた自前のSNS「Truth Social」を持っており、自分の顔に泥を塗ったSNSに戻るかどうかは本人次第です。トランプ氏は4月、マスク氏がTwitterを買収したらそこに戻るかとの質問に「Twitterは非常に退屈になってしまった。彼らはTwitterから多くの素晴らしい意見、保守的な意見を排除してしまった」と述べていました。また記事執筆時点では新規のツイートはありません。

一方で、トランプ氏自身はマスク氏の投票が締め切られる3時間ほど前に、Truth Socialのフォロワーに投票を促していたとThe Vergeは伝えています。トランプ氏は先日、2024年の大統領選挙への出馬を表明しており、足場固めのためにTruth Socialよりもユーザー数の多いTwitterへの復帰を考えたとしても、不思議ではありません。

Twitterはオーナーが代わってから経営陣を一掃し、数千人の従業員や契約社員を解雇、残った幹部やマスク氏を批判した従業員らも解雇し、先週にはマスク氏が求めた、長時間で高負荷な「極ハードコア」勤務へのコミットを拒否した従業員およそ1200人が会社を離れたと言われています。


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《Munenori Taniguchi》
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