アップルの次期スマートフォン、iPhone 14シリーズとAirPods Pro新モデルが本日予約開始となります。9月9日9時(午後)からという、銀河鉄道っぽい覚えやすい数字ですが、特にiPhoneに関してはその前にやっておくことがありそうです。
アップル製品をApple Storeで購入したことのあるユーザーには「iPhone 14とiPhone 14 Proの予約注文に向けて、今から準備を。」と題したメールが届いているはずです。
これは、円安により高額化したiPhone 14を少しでも買いやすくするための工夫のようです。iPhone 14 Proが149,800円から、iPhone 14でも119,800円からと、最低でもほぼ12万円。10万円以上する端末の分割払いは審査が厳しくなるため、一括払いを余儀なくされた経験があるハイエンドスマホ購入者はけっこういるはず。
最近のアップルは、買いやすさを強調するためにゼロ金利での分割払いを提供し、製品ページには一括価格よりも先に分割時の月額価格を置いています。
製品ページには「ペイディあと払いプランApple専用」と「オリコAppleショッピングローン」が用意されており、どちらかを選べるようになっていますが、どちらも手数料は0%。
ペイディの場合はiPhone 14シリーズ向けに36回の分割払いを提供しており、支払い24回目に新しいiPhoneに買い替えられるオプションも用意しています。
アップルはペイディ推しのようで、現在メールの中で、ペイディあと払いプランを申し込むための手順を説明しています。
ペイディあと払いプランを選択して、クレジットの承認が9月9日午後9時までに下りれば、一括払いの人と同じようにApple公式サイトやStoreアプリから購入できるようになります。
メールの締めは「予約注文の受付は先着順です」。
アップル公式であれば、手数料0%でありながら一括払いと同様に先着順の列に並べるよ、というわけです。
一方、キャリアは家族割、電力、光回線バンドルなど多様な割引などで割安感を出そうとしています。どの方法で買うかはユーザー個人の事情に依存しますが、アップルが提示したやり方を選ぶなら、「決戦は金曜日」だけど、戦いはその前から始まっている、ということになります。
とはいえ、それはアップルのサイトが開いている限りにおいて。Appleのストアページに飛ぶためのリンクは執筆時点で既に閉じられており「お楽しみに」モードに。この時点で予約に関わる事前準備を終えていない場合は既に戦いに負けているということになるのでしょうか。