任天堂、保証切れでも加入できるSwitch修理サービス「ワイドケア」開始。月200円から

ゲーム Nintendo
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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任天堂、保証切れでも加入できるSwitch修理サービス「ワイドケア」開始。月200円から
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任天堂のグループ会社である任天堂販売株式会社は1日、定額制修理保証サービスの「ワイドケア for Nintendo Switch」を発表および申込み受付を開始しました。

歴代Nintendo Switchファミリー本体およびJoy-Conやドック、ACアダプターといった付属品を対象としており、月額プランと年額プランの2種類が用意されています。

本サービスは任天堂販売株式会社と、リスクマネージメントサービスや保険代理業を行うエーオンジャパン株式会社が共同で行うものです。その趣旨は、スイッチを長く安心して楽しめるようにサポートを行うことにあります。

すでに初代スイッチが発売されてから今年で6年目を迎え、国内累計販売台数が2500万台を超えたなかで、メーカー保証期間(新規購入から1年間)や販売店が独自に提供する延長保証サービスの保証期間が切れた本体もしだいに増加しています。それらを末永く使えるよう支えていこうというわけです。

このサービスで注目すべきは、新規購入だけでなく、購入から年月が経った本体でも、いつでも加入が出来るということです。

たとえばアップルもiPhoneなどに延長保証サービス「Apple Care+」を用意していますが、加入はデバイスの購入日から60日以内に限られています。ほか家電製品などを広く見渡してみても、購入から数年、しかも保証期間が切れた後に契約できる延長保証は極めて珍しいといえます。

また、年間合計10万円(税込)の範囲で最大6回までの修理が保証されます(うち本体交換を伴うものは2回まで/発送・受け取りの送料込み)。もっとも、合計10万円には修理品の発送・受け取りの送料も含まれるとのことです。

基板の交換(電源が入らないなど)なら1万3200円(税込、以下同)、液晶ユニット(画面割れなど)や8800円、それ以外の本体部品(タッチスクリーンが反応しない)であれば4950円もかかること、これらが平均2ヶ月に1回壊れるとは考えにくいこともあり、ほぼ万全のカバー範囲と思われます。

さらに自然故障に加えて水濡れや破損も幅広く保証。スマートフォンよりも使う人の年齢層が低めで、要は子どもが多いため、この項目がなければ門前払いされるケースがかなり広がっていたことでしょう。

そして加入後、公式サービスサイトからカンタン修理依頼も可能とのこと。自宅に修理品配送ボックスが届けられ、修理品を梱包してヤマト運輸に集荷を依頼するか、近くのコンビニから発送するだけ。発送用の送り状やダンボールを用意する必要もありません。

ただし、注意点が2つ。1つは、すでに故障している機器は加入できません。その場合は任天堂サポートページにて修理を検討してください、とのこと。任天堂で修理が完了した後であれば、本サービスに加入できます。

第2に、メーカー保証期間内で正常な使用方法のもとで故障したのであれば、任天堂サポートページから無償で修理が受けられます。まだ保証期間が残っていれば、それが切れるまで加入を見合わせた方がいいでしょう。

月額プランは200円/月、こちらはメーカー保証期間内のみ加入できます。もう1つの年額プランは2000円/年で、そちらはメーカー保証期間外でも加入が可能です。年額プランは月額プランの12ヶ月加入時よりも、2ヶ月分お得です。

申込み方法は、スマートフォンまたはタブレットのみで、PCからの加入はできません。PCで公式サイトにアクセスした場合は、スマホまたはタブレットのカメラからQRコードを読み取り、サービスサイトに飛んでから手続きを進めます。

スイッチを使う上で最も故障が起こりやすいのはJoy-Con(主に、アナログスティックが勝手に動くドリフト現象)だと思われますが、Joy-Con修理・交換は1本当たり2200円にすぎません。年額プランであれば1回でモトが取れますが、「貴重な6ライフの内1ライフを消費する」と考えれば悩ましくなりそうです。

《Kiyoshi Tane》
Kiyoshi Tane

Kiyoshi Tane

フリーライター

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著書に『宇宙世紀の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)、『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(MdN)など。

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