自社で導入している生成 AI から、既存の権限を継承したまま人材データの活用と申請・登録を実現

株式会社プラスアルファ・コンサルティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:三室克哉 証券コード:4071)は、データに基づく人材活用や人的資本経営の実践、人事業務のDX化、リスキリングの推進などを目的に、多くの大手・エンタープライズ企業で導入が進むシェアNo.1(*)のタレントマネジメントシステム「Talent Palette(以下:タレントパレット)」において、MCP(Model Context Protocol)に対応したサーバー機能を、全利用企業を対象に2026年10月より順次提供開始します。
これにより利用企業は、自社で導入している生成AIから、タレントパレットに蓄積された人材データの検索・集計に加え、社員自身による情報の登録・更新を行えるようになります。生成AIによる出力は利用者の所属や役職を踏まえて生成され、参照権限もタレントパレット上の既存設定をそのまま継承します。人事部門はもちろん、社員一人ひとりが日常的に利用する生成AIを通じて、人材データをより手軽かつ安全に活用できる環境を提供します。
(*)出典 ITR「ITR Market View:人材管理市場2026」人材管理市場:ベンダー別売上金額シェア(2024~2025年度予測)
■背景:AI活用が広がる一方、人材データはシステム内に閉じている
生成AIの業務活用が急速に広がるなか、社内に蓄積された情報をAIにより参照・分析する取り組みが進んでいます。一方で、人材データは機微性が高く、役職や組織に応じた厳格な権限管理が求められることから、AIを活用しながら安全に利用するための標準的な手段が十分に整備されていませんでした。
その結果、日常的に使うAI環境と人材データシステムが分断され、必要になるたび画面を切り替えて再度条件を入力して検索するといった手間が発生していました。また、スキルや保有資格、キャリア希望といった情報は、社員自身による入力に頼る部分が大きく、更新が進まないことが人材データ活用の課題となっていました。こうした背景を受け、当社は人材データの「参照」と「入力」の双方をAIから安全に利用できる仕組みとして、MCPへの対応を決定しました。
■MCP(Model Context Protocol)とは
MCPは、AIと外部システムを安全かつスムーズに繋ぐためのオープンな標準規格(共通ルール)です。システムごとに個別の連携機能を開発することなく、本仕様に対応したAIクライアントであれば共通の手順で接続できます。
当社は、本仕様に準拠したサーバー機能を提供することで、タレントパレットを「AIから利用できる人材データ基盤」として位置付けます。
■ 生成 AI からできるようになること

1. 自由な文章による人材検索・条件抽出
AIクライアント上で、「特定の業務経験があり、対象部門への異動を希望している社員」といった条件を自然言語で指示するだけで、タレントパレットが該当社員を抽出して出力します。
検索条件を画面上で組み立て直す必要がなく、対話を重ねながら条件を絞り込み、候補者の検討を進めることができます。
2. データ集計・分析の呼び出し
組織別の人員構成やスキル分布、エンゲージメントの推移などの集計・分析を、AIクライアントからそのまま実行することができます。取得した分析結果はAI上で他の情報と組み合わせて活用できるため、分析結果の確認から施策の検討までを一連の流れで進められます。
さらに詳細な分析が必要な場合は、そのままタレントパレットの画面へ遷移し、従来の分析機能により深掘りできます。AIによる俯瞰的な把握と、タレントパレット上での詳細な分析を行き来しながら、目的に応じて使い分けることが可能です。
3. 社員の情報登録支援
MCPサーバーは、データの参照だけでなく、タレントパレットへの情報登録にも対応します。提供開始時点では、入社手続きにともなう情報の提出や住所変更の届出など、定型的な申請業務から対応します。社員は、普段使用している AI クライアントとの対話から手続きを進めることができ、タレントパレットの画面を開いて入力項目を一つずつ埋めていく必要がありません。
今後は、スキルや保有資格、業務経歴、今後のキャリアの希望といった情報の登録・更新へと、対象を順次広げていく予定です。社員自身によるデータ更新が進まないという、多くの企業が抱える課題の解消につなげます。なお、登録・更新できる項目の範囲についても、参照時と同様に利用者ごとの権限設定に従います。
4. 所属・役職を踏まえた回答
タレントパレットには、社員の所属・役職・等級といった組織情報が、日々更新されながら蓄積されています。MCPサーバーはこれらの情報を前提に応答するため、同じ質問であっても利用者の立場に応じた回答を提供します。
例えば、「担当メンバーの育成計画を検討したい」という問いに対しては、その利用者が自部門名や対象範囲を説明する必要はなく、実際に管掌する組織のメンバーを対象として回答を生成します。人事データを保持するタレントパレットと接続することで、組織の実態に即した回答が可能になります。
■ セキュリティと権限管理の徹底
社内データを生成AIが扱う際の最大の懸念は、本来参照できない情報が、AI経由で閲覧できてしまうことです。
タレントパレットは、社員一人ひとりの所属や役職に応じた参照権限を項目単位で設計できる仕組みを備えており、MCPサーバーはこの設定をそのまま継承して動作します。情報の登録・更新についても同様に、各利用者が書き込める項目の範囲はタレントパレットの権限設定に従います。

また、MCPサーバーは当社が運用する環境上で提供し、以下の前提で動作します。
・接続時には認証を必須とし、あらかじめ許可されたAIクライアントのみ接続可能
・機能利用の可否は各企業の管理者が設定し、管理者の許可がない限り利用不可
・どのクライアントが、いつ、どのデータを取得したか等を記録し、管理者が確認可能
なお、本機能を通じて取得したデータは、利用企業がお使いのAIサービス上で処理されます。接続先AIサービスにおけるデータの取り扱いについては、各企業のポリシーに基づきご確認ください。
■ 今後の展望
当社は2026年5月、タレントパレットにおけるAIエージェント機能の提供を発表しました。今回のMCP対応サーバーの提供により、タレントパレット内にとどまらず、企業が利用するさまざまなAI環境からも人材データを活用できるようになります。
今後も提供機能を順次拡大し、人材データを企業のあらゆる意思決定の場面で活用できる環境の実現を目指してまいります。
<Talent Palette(タレントパレット)について>
「タレントパレット(https://www.pa-consul.co.jp/talentpalette/)」は、株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供する、人事担当者が必要な機能を兼ね備えたオールインワン型のタレントマネジメントシステムです。
人事情報、経歴、スキル、マインド(適性)、社員の希望や想い、日々のモチベーションやエンゲージメント、ヘルスケア(健康)などの多様な人材データを集約・分析し、勘や経験だけに頼らないデータに基づく意思決定を支援します。
具体的には、異動配置シミュレーションや研修を含む人材育成、テキストマイニングによる離職予兆の抽出、採用ミスマッチ防止、人的資本KPIのモニタリングなど、幅広い人事施策を高度化します。
また、8,000以上の機能を備えた拡張性が多くの企業から評価され、タレントパレットは大手エンタープライズ・中堅企業売上シェアNo.1(*)を獲得しています。導入法人数4,800社以上、継続率99.6%(2026年3月末時点)という豊富な実績を活かし、企業の持続的な成長に寄与します。
<タレントパレット導入企業様からのお声>
ITreviewの「タレントマネジメント」部門では、『開発スピードの速さ』や『機能性の自由度』の点で高い評価を受けています。
・様々な機能が充実していて、とても使いやすいです。人事情報を一括管理でき、充実した人材管理が可能となりました。個人の情報がダッシュボードで一画面で確認できてとても便利です。
・目標設定や考課等、幅広い人事制度を一括で管理、運用でき、ユーザーである従業員にとっても、デザインや直観的な操作性が優れている。


※出典:ITreview(2026年9月時点)
<株式会社プラスアルファ・コンサルティングについて>
株式会社プラスアルファ・コンサルティング(https://www.pa-consul.co.jp/)は『あらゆる情報から付加価値を生み出し続ける、見える化プラットフォーム企業』として、2006年の設立以来、顧客の声や顧客データ/購買データ、人事情報のようなビッグデータを「見える化」し気づきを与える力を持つ、「テキストマイニング」や「データマイニング」などの技術を核としたクラウドソリューション事業を行っています。様々な情報を「見える化」することで、お客様のビジネスに+α(プラスアルファ)の価値を創造するためのソフトウェアの開発・販売、コンサルティング、新規事業創出を行っています。
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