NVIDIA(R) IGX Thor(TM) 搭載の次世代AI推論システム:「MIC-735」 アドバンテックが切り拓く安全でスマートな次世代オートメーション

PR TIMESにて配信されたプレスリリースをそのまま掲載しています。
アドバンテック株式会社
~NVIDIA(R) IGX Thor(TM) による加速化~

 アドバンテック株式会社(東京都台東区)の本社 Advantech Co., Ltd(台湾、TWSE: 2395、以下 アドバンテック)は、NVIDIA(R) IGX Thor(TM) を搭載したエンタープライズ対応の次世代AI推論システム「MIC-735」を正式に発表します。

▶ Advantech Co., Ltd - 発表資料 
プレスリリース:英文

12月に日本初公開:国際ロボット展(12/3-6)・SEMICON Japan 2025 (12/17-19)




 2025年10月29日、Advantech Co., Ltd(台湾、TWSE: 2395、以下 アドバンテック)は、NVIDIA(R) IGX Thor(TM) を搭載したエンタープライズ対応の次世代AI推論システム「MIC-735」を発表します。アドバンテックは、NVIDIA(R) およびエコシステムパートナー企業との連携を強化し、リアルタイム知能、機能安全、自律的意思決定をロボティクスや医療分野に提供することで、フィジカルAIの導入を加速していきます。

Holoscan統合によるフィジカルAIの最大限活用
 アドバンテックは、NVIDIA(R) Holoscanプラットフォームと独自開発したHoloscan Sensor Bridgeを統合し、シームレスで高帯域幅のセンサ接続を実現し、複数のセンサとAIプロセッサ間のリアルタイム通信における相互運用性を確保します。このアーキテクチャは、MIC-735を次世代ロボティクスと医療分野の中核となる「ニューロハブ」へと進化させ、NVIDIA(R) IGX T5000モジュールを介してカメラ、センサ、AIモデルを接続し、安全性が極めて重要なAI推論と超低遅延制御を実現します。

ロボティクスと医療システムのための特化設計
 MIC-735は、産業用ロボット、AMR(自律走行搬送ロボット)、内視鏡、手術用可視化システムなどのAI駆動医療機器向けに設計されており、-30℃~+60℃までの幅広い温度範囲で安定した動作を実現します。5G/QSFP 4×25GbEインターフェイスと機能安全MCUモジュールに対応し、センサ・アクチュエータ間のリアルタイム通信を確保することで、ロボットや医療機器が安全に自律動作できる環境を提供します。
 さらに、MIC-735はMIPIインターフェイスを搭載し、カメラへの直接接続やアドバンテックのHoloscan Sensor Bridgeとの統合に対応しております。これにより、複数の画像センサとのシームレスな接続を確保し、NVIDIA(R) IGX Thor(TM) とセンサ間でリアルタイム推論と制御のために必要な高スループットのデータ通信が実現します。

MIC-742-ATによるロボティクスエコシステムの拡張
 アドバンテックは、NVIDIA(R) Jetson T5000モジュールを搭載したMIC-742-AT エッジAIシステムを含むロボティクス製品があり、シングルボードオプションも提供しています。いずれも高性能な画像処理とセンサ統合を強化するために設計されています。

 MIC-742-AT は、直接 MIPI 接続と MIPI経由での 8+ ポート GMSL カメラ入力の両方に対応した柔軟な I/O 設計を特徴としており、ロボットナビゲーション、物体認識、空間認識に不可欠な堅牢で同期されたマルチカメラ認識を実現します。さらに、GPUDirect RDMA技術を活用したHoloscan Sensor Bridgeとの統合により、ネットワークアダプタやストレージがNVIDIA(R) IGX Thor(TM) に直接アクセスでき、カメラセンサとAIプロセッサ間でリアルタイムの画像解析と制御に不可欠な高速かつ安定したデータフローが可能になります。

MIC-735の特長


・NVIDIA(R) IGX Thor(TM) モジュール搭載、
 最大2,070 TFLOPS対応(FP4)

・QSFP 4×25GbE, 1×5Gbイーサネット対応

・機能安全対応MCUモジュール搭載

・-30℃~+60℃ 動作対応向け堅牢設計

・ロボットデータフローを最適化する
 統合型Holoscanセンサブリッジ



MIC-742-ATの特長


・NVIDIA(R) Jetson Thor(TM) モジュール
 「Jetson T5000」搭載,
 最大2070 TFLOPS(FP4)

・1xQSFP28(4x25 GbE)対応

・1 x 5GbE, 4 x USB 3.2 (Gen 2),
 1 x M.2 AEキー(Wi-Fi(R)),
 1 x M.2 Bキー(LTE) 対応

・4 x CANbus, 1 x I2C 対応



※ 本リリースに記載されている会社名、サービス名、商品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 本商品の仕様は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。

本製品を含むエッジAI関連機器シリーズについては、ぜひ弊社ウェブサイトをご覧ください。
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【会社概要 : アドバンテック株式会社】
 1983年台湾にて、アドバンテック(研華股份有限公司)を創設。40年以上にわたり産業向けに高品質・高性能のパソコンを開発して参りました。2024年現在、3,000を超える様々なIoT機器をラインナップ。世界26か国95都市にて拠点を構えた産業用パソコン市場の世界シェアNo.1※メーカーとして、「Enable an Intelligent Planet」のビジョンを掲げ、AI × IoTプラットホームサービスを通じ社会課題を解決することで豊かな未来を育むことを目指しています。

※出典元:OMDIA - 産業用PCの市場の世界シェア1位。42.5% (2023年版)

 日本においては、1997年に「アドバンテック株式会社」を設立。2018年にオムロン直方株式会社と資本業務提携をし、さらなる販売拡充とともに、市場のご要望に迅速にお応えできるよう設計から生産までを請け負う(DMS/ODM)サービスも展開しています。台湾のスピードとこれまで培ってきた技術力を融合させることで、パートナー様と一緒にエコシステムの共創活動に取り組んでいます。

会社サイト:https://www.advantech.co.jp/
紹介動画 :公式Youtube「Advantech Connect -Japan-」


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